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2008-01-29
〔重要NEWS〕 「日本の脱ナチ化」を ジョージ・ソロス ダボスで語る
ニューヨーク・タイムズ(電子版)の「ダボス日記」を読んで、「寒気」(?)を感じた。
スイスの冬のリゾート地のホテルで、米国&世界政治経済に影響力を持つユダヤ人大富豪、ジョージ・ソロス氏が1月25日の土曜日、世界経済フォーラムを取材中の米国人記者たちをランチに招待し、さまざまな問題に対し、率直な見解・意見を表明したのだ。
〔ソロス氏がダボスで、今回の世界不況を戦後最大のものだと述べたことは、日本の一部主流マスコミでも紹介されているので、今回は省く〕
ソロス氏が米記者団との懇談で述べた中身で(われわれ日本人にとって)最も注目されるのは、「日本(とトルコ……アルメニア人虐殺問題に言及していると思われる)が、暗い歴史の過去を認めるのを嫌がっていることで傷ついている」と発言し、さらにこう続けていることだ。
「アメリカはドイツで導入した政策をフォローする必要がある」「われわれはある種の脱ナチ化(de-Nazification)のプロセスを行わなければならない」と。
これは戦後日本に巣くい続けている「戦前的なもの」のパージを提案したものと、とることができる。
ソロス氏はつまり、日本の右派勢力(政治経済の官僚統制=抵抗勢力)の排除を行うべきだと提案しているのである。
この懇談の席でソロス氏は、「オバマ支持」を表明(予備選でヒラリーが勝ったら「ヒラリー支持」)した。
ブッシュ後の民主党政権はもしかしたら、ソロス氏のアドバイスに沿って、「日本の1940年体制」の本格解体に乗り出してくるかもしれない。
だから、本ブログでは何度も口を酸っぱくして言って来たのだ。「美しい国」……言いたい気持ちはわかる。「事実ではありません」……言いたい心情はわかる。しかし、単なる「イデオロギー回帰」ではダメなのだ。政治経済の官僚統制・支配の解体に踏み切らないと、この国に未来はない。
ソロス氏の昼飯論議を雑談と聞き流してはいけない。