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イスラエル、イラン、米国の隠れた関係
http://democracynow.jp/stream/070925-2/dn2007-0925-2.ram
http://democracynow.jp/stream/070925-2/
イラクの次はイラン──ブッシュ政権が誕生したときから、イランは攻撃目標の一つに数えられていたと言われ、近くイラン攻撃が断行されるといううわさは、これまでもずっと浮かんでは消えを繰り返してきました。2007年秋にも、イランの核兵器開発疑惑をめぐって政権内で好戦的な発言が目立ちはじめ、ブッシュ大統領は退陣前の置き土産に、強引に開戦に持ち込むのではとの懸念が高まりました。
おりしも2007年9月24日、国連総会での演説を前にしたイランのマハムード・アフマディネジャド大統領が、ニューヨークのコロンビア大学で公開討論を行いました。アフマディネジャド大統領は、イランが核を利用する権利を主張する一方、核兵器を開発する意図は否定しました。同士の訪問に、学内では抗議が広がりました。デモクラシー・ナウ!ではその翌日、イラン問題に詳しい二人のゲストを迎え、イランと合衆国との関係を、イスラエルというキーファクターを介在させて歴史的に検証しました。
イラン系米国人トリタ・パーシ氏は、『不実な連帯』というタイトルの書籍で、イスラエルが米国とイランの関係のカギを握ってきたと指摘し、1980年代まではアラブという共通の敵を前にイスラエルはイランと密かな同盟関係にあったけれど、1990年代に入ってソ連の崩壊とアラブの軍事的脅威の消滅により、イスラエルはイランを敵とみなすようになったと論じています。そのためイスラエルロビーは米国がイランと関係を改善するのを阻み、それどころかイラン攻撃をけしかけるような動きも見せているようです。
年が明け、緊張は緩んでいるものの、イラン攻撃の可能性が消えたわけではなく、今後も目が話せないトピックのひとつです。(中野)
ゲスト:
*アーヴァンド・アブラハミアン(Ervand Abrahamian): ニューヨーク市立大学バルーク校の歴史学教授。専門はイランで多数の著書がある、新刊は共著のTargeting Iran(『標的はイラン』)。
*トリタ・パーシ(Trita Parsi) 米国最大のイラン系アメリカ人団体National Iranian American Council (全米イラン系アメリカ人評議会)の会長。Treacherous Alliance - The Secret Dealings of Israel, Iran and the United States(『不実な連帯―イスラエル・イラン・米国の秘密取引』)の著者
字幕翻訳: 永井愛弓
全体監修: 中野真紀子/高田絵里