★阿修羅♪ > 戦争a0 > 381.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080124-00000118-san-int
【ロサンゼルス=松尾理也】スペイン内戦(1936〜39年)に参加した米国人による部隊「リンカーン大隊」の司令官だったミルトン・ウォルフ氏が今月14日、カリフォルニア州バークリーで死去していたことがわかった。92歳。同大隊は、ヘミングウェーやマルローといった文豪がかかわったことで知られる外国人義勇兵による「国際旅団」の一部隊で、ウォルフ氏は計9人いた司令官の最後の生き残りだった。
ロサンゼルス・タイムズ紙などによると、ウォルフ氏はニューヨーク生まれ。若くして共産主義運動に身を投じ、スペインにわたった後、現地でヘミングウェーとも親交を結んだ。冒険好きの性格で、過去を回想して「闘争は人生の万能薬であり、気付け薬。戦っていないのなら死んだも同然だ」と語っている。
ただ、国際旅団の兵士の多数は、純粋に自発的な参加というより、当時のコミンテルンの主導による派遣軍の色彩が強く、帰国したウォルフ氏にも共産主義者とのレッテルがついて回った。
ウォルフ氏は、スペイン内戦への参戦の動機については「スペインの民主主義のために戦うことが米国の民主主義を守ることにつながると思ったからだ」と述べている。