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(回答先: 戦場のガザ 投稿者 妹之山商店街 日時 2008 年 1 月 20 日 07:05:57)
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200801190158.htm から転載
ガザへの攻撃、続く 内務省ビル崩壊、一週間で死者30人超
ここ3,4日の間にイスラエル軍の攻撃が続き、パレスチナのニュースではヘッドラインが「何人死傷」というものがずらりと並んでいる。ナブルスやジェニンでも暗殺が起きているが、とりわけヒドいのがガザ。主な攻撃をここに書いておきたい。
15日(火)の朝、イスラエル軍はガザ市に侵攻し、5人の民間人を含む、17人を殺害した。負傷したのは最低30人で、うち5人は重体となっている。
イスラエル軍はガザ市東部のシュジャイヤ地区とザイトゥーン地区に朝8時に侵攻し、そのエリアで動くものに無差別発砲を行った。パレスチナ人権センター(PCHR)の調べでは、死傷者は主に戦車からの砲撃によって出ている。
侵攻してきたイスラエル軍と衝突した武装メンバーがまず5人殺され、農地や住宅への砲撃の結果、3人の農民が殺された。さらに19歳の学生とカーディーラーの男性も巻き込まれて、殺されている。
イスラエル軍は昼過ぎに撤退したが、救急車が救出に向かったところ、さらに7人の武装メンバーに遺体を発見した。全員が20代の若者だった。
軍による砲撃、攻撃で女性も含む最低30人が負傷した。病院筋は5人が重体にあると話している。
パレスチナ人権センターではパレスチナ人に対して行われ続けているイスラエル軍の犯罪を非難するとともに、国際社会に対して介入をはかるよう求めている。[とはいえ、報道もまともにされていない……]
( Israeli forces kill 17 Gazans in less than four hours より)
http://electronicintifada.net/v2/article9228.shtml
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この翌日の16日(水)の昼、ガザ市の東部を走っていた車両にイスラエル軍戦闘機からミサイルが落とされ、民間人3人が殺された。27歳のムハンマド・ヤッジさんと、5歳の息子アミールくん、ムハンマドさんの兄で40歳のアーメルさんの3人。
さらに通行人の3人も破片などで負傷した。イスラエル軍は武装メンバーの車を狙っていて、ミスでヤッジさんの車にミサイルを落としたことを認めている。
( Israeli forces kill Gaza civilians in botched execution attempt より)
http://electronicintifada.net/v2/article9233.shtml
さらにこの日の夕方、ガザ中部のブレイジュ難民キャンプ近くを走っていた車両にイスラエルの無人攻撃機からミサイルが落とされ、武装メンバーの2人が殺された。数名が他に負傷。
( A fresh Israeli air strike on central Gaza leaves two Palestinians dead より)
http://www.imemc.org/article/52336
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暗殺攻撃はさらに続く。17日(木)の昼、ガザ北部を走っていた車にイスラエル軍のミサイルが落とされ、人民抵抗委員会のメンバーとその妻が殺された。遺体は判別がつかない状態になっていたという。また、医師は「こんな焼けただれ方は今まで見たことがない」と語った。パレスチナ保健省は先日、イスラエル軍がフレシェット弾などの対人使用が禁止されている武器を使っている可能性を発表していたが、このことはまだ確認されていない。
( A Palestinian and his wife killed in a new Israeli air strike on Gaza より)
http://www.imemc.org/article/52344
この日の夜、イスラエル軍の次のターゲットにされたのは、ガザ北部、ベイト・ラヒヤの荷馬車だった。一家のなかで、母親のマリアム・ラヘルさんと息子2人の計3人が殺され、ほかの5人が負傷した。
ここまでで、今週イスラエル軍に殺されたパレスチナ人は28人、負傷者は約60人、そのうち重体なのは12人となっている。
( Fresh Israeli attack on Beit Lahiya in Northern Gaza strip leaves three killed from the same family より)
http://www.imemc.org/article/52350
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金曜18日になっても、暗殺攻撃は止まらない。
ガザ北部のベイト・ラヒヤで広場にいたレジスタンスファイターにミサイルが打ち込まれ、22歳の青年が殺され、2人が負傷した。
( One Palestinian killed, two injured in an Israeli air strike on Gaza より)
http://www.imemc.org/article/52360
昼にはガザ市の内務省ビルにミサイルが撃ち込まれ、ビルは火炎を空に吹き上げ、崩壊した。この攻撃で少なくとも40代の1人の女性が殺された(ほかに10名ほどの死者が出たという説もあるが、詳しいことはわからない)。負傷者は子どもを含めて40人にのぼっている。医師は重体患者が多いため、死者数は増加する可能性があると語っている。
内務省ビルから150メートルほど離れた場所で結婚式に参加していた一家は踊っていたら爆発音が轟き、8歳になるジャコブ・ニキルくんが破片を下半身に浴びて倒れていたと語った。ジャコブくんも重傷となっている。
[このニュースの続報は入っていないので、その後の様子はわからない]
( One woman killed and forty injured in an Israeli air strike on Gaza city より)
http://www.imemc.org/article/52361
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19日(土)の朝にも暗殺攻撃は行われた。北部のジャバリヤで午前中、武装グループメンバーと思われる20代の2人がミサイル攻撃によって殺された。ほかに4人が負傷。
また、イスラエル軍の戦車が街の近くの農地まで侵攻している。
( Israeli jet fighters attack northern Gaza killing two, death toll stands at 37 this week より)
http://www.imemc.org/article/52368
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ここまでが現時点での最新の攻撃ニュースだが、相次いでいるため、個々の状況は詳しくわからないままになっている。
バン国連事務総長はイスラエルに攻撃を控えるよう声明を出したが、まったく無視された状態だ。
また、ガザへの封鎖を続けてきたイスラエルは、さらに封鎖を厳しくし、今週末からは国連の援助車両さえ入れない状態としている。
すでに燃料、電気、食糧などをカットされ、最低限の必需品もあるかないかという状態に拍車がかかる。適切な治療を受けられずに死んだ重病患者は60人を超え、今週の攻撃によって負傷した重体患者も封鎖のため、ガザの外での治療が受けられず、死亡する可能性も出てきている。
( Israel seals off Gaza; prevents UN aid from entering より)
http://www.imemc.org/article/52367
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封鎖され、電力もカットされたガザの状態については、国連IRINのレポート: Gaza power cuts leave people cold physically, metaphorically(http://electronicintifada.net/v2/article9234.shtml) や、国連UNRWAのレポート: Letters from Gaza (1)…without electricity or water(http://www.un.org/unrwa/refugees/stories/2008/LFG_01.html) に。