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http://0000000000.net/p-navi/info/news/200801122059.htm
「ブッシュ、おまえを歓迎しない」、ほか
ガザの住人から「ブッシュ、おまえを歓迎しない」( George W. Bush: You are not welcome )という文章が発表されている。燃料や電気の供給がカットされて暗闇に捨ておかれ、イスラエル軍の攻撃にさらされ、国境で閉じ込められている自分たちにとって、状況がよくなることを願うしかないが、ブッシュの訪問には何も期待できないだろうという内容だ。
その記事についていた写真がこの下のもの。
ガザでのブッシュ訪問抗議のときの様子だが、この空の棺は昨年6月から封鎖のために適切な治療を受けられずに死んだ62人の人々を象徴しているという。
案の定、ブッシュはガザの状況について一言も触れずに帰っていった。リップサービスのように「占領は終わらせるべきだ」とは言ったが、ただそれだけで封鎖に苦しんでいるガザの人々は完全に無視されている。
西岸の住人からも「ブッシュの構想はパレスチナ人にとっての悪夢だ」( Bush's vision is Palestine's nightmare )という文章が発表された。(こちらには、アルクッズ紙に掲載を拒否された風刺マンガが載っている)
存続可能なパレスチナ国家が現実にはイスラエルによってあり得なくされている状況で、「交渉によって二国家解決ができる」という幻想を世界に振りまいているだけだ、とブッシュ訪問を批判している。こちらの記事には、2008年末までに占領が終結しなければ、パレスチナは当初の目標に戻り、パレスチナ人もイスラエル人も尊厳をもって同等に(「ひとり一票」)暮らす一国家を目指すべきだと提言されている。
[それが言えるようなアッバス政権なら、もう少し人々の信頼を勝ち得ているだろう]
ブッシュの訪問は、アッバス政権を後押しするためでもあったが、実際にはそうなったかどうか、極めてあやしい……。
その他の気になるパレスチナ関連ニュース
汚染は国境を越えて、広がる。3年間のリサーチの結果、パレスチナとイスラエルの間に水の汚染が広がっていることがイスラエルとパレスチナの調査機関によって発表された。汚染源は丘の上に作られたユダヤ人入植地であったり、処理設備を持たないパレスチナの下水道であったりするが、イスラエルの政治がこの問題を解決することを妨げ、地下水の汚染や地域の生態系破壊を引き起こしていると明らかにされた。( Report: Pollution crossing borders between Palestine and Israel )
イスラエルの医師派遣団がガザ封鎖を批判。イスラエルの「人権のための医師団」が9日(水)、ガザに派遣団を送り、緊急の医薬品などを送った。ガザの医療事情が封鎖による電力不足や医療品の不足で危機的な状況にあることを派遣団は視察し、訪問中のブッシュ大統領にもメッセージを送った。また、人権のための医師団(イスラエル)がガザ外での治療が必要だとして、イスラエル最高裁に訴えていたガザの重病人15人のうち、8人のボーダー通過が棄却された。医師団は国際社会にたいして、イスラエルに封鎖を終わらせるよう圧力をかけてほしいと呼びかけている。( Israeli medical delegation condemns Israel's siege of Gaza )
22人が殺され、117人が負傷[1/3〜1/9までの一週間]。殺されたパレスチナ人のうち、4人が女性で、3人が子ども。5人の家族が殺された一家も。ほとんどがガザ。( PCHR Weekly Report: 22 Palestinians killed, 117 injured by Israeli forces )
18人が殺され、25人が負傷[12/27〜1/2までの一週間]。ガザで殺されたのは17人で、そのなかにはメッカ巡礼から帰ってきた一団にイスラエル軍が銃撃したため殺された女性ひとりが含まれている。( PCHR Weekly Report: 18 killed, 25 wounded, 35 abducted by Israeli forces )