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http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090212/185835/?P=1
「そんな端金(はしたがね)で働けるわけがないだろう」 その翌日の2月5日夜、ウォール街の男たちは憤懣やるかたない様子だった。午後7時過ぎ、金融街のバーは高級スーツを身にまとった白人男性で埋め尽くされていた。男はたばこを吸うために、店のドアを開けた。零下10度の冷気が高層ビルの間を吹き抜ける。 「要するにさ、そんな金額では、ここで働く意味がないってことだよ」 そう吐き捨てると、吸い殻を靴底でもみ消し、店内の喧噪の中に消えていった。 「安すぎる」「バカげた給与だ」 ウォール街の男たちは口々にそう叫んだ。オレンジ色のセーターを着た恰幅のいい金融マンは、皮肉な笑みを浮かべた。 「いいかい。俺たちは零細企業のヒラ社員じゃないんだ」
税金で高級リゾートへこれまで、米国民からも「どうやってそんな高給を使うんだ」と批判を浴びることはあった。しかし、民間企業が利益を社員に分配している以上、「やっかみ」の域を出ることはなかった。ところが、経営が行き詰まり、公金を投入してもらったとなると、話は変わってくる。すでに政府救済金として大手金融機関に3500億ドルが注入されている。 しかし、金融機関のカネの使い方は、一向に変わる様子がない。 |