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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo05/day-200902098.html
2009-02-09
憲法25条を守ろう!オリンピックのための9000億円の行き先
(2/9の18:00に予約公開しました。その後、オリンピックの政府財政保証決議が頓挫したというニュースがありました。しかしこの溜め込んだお金をどうするつもりなのか、という疑問投げかけは変わっていません)
東京都がこっそり発行している豊洲移転のための謎の豪華カラーイラスト資料について、展開をお願いします。
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10205308929.html
この築地市場の豊洲強制移転問題とともに、また新銀行東京問題とともに、東京オリンピック招致問題があります。
これは「スポーツの祭典なんだから大目に見てやれ」というような調子で捉えられていますが、すいて9000億円のお金をオリンピックのために抱え込んでいるという、トンデモないイベント企画です。
昨今の社会保証の切り詰めを考えれば、9000億円あれば貧困も福祉もとても助かのに、いったいなにを抱え込んでいるのだと思います!
12日の立候補ファイル提出(スイスローザンヌのIOCにハンドキャリーをするのではないでしょうか)のために、10日までに国会で財政保証決議がなされなくてはということで、散々野党が都知事にばかにされていますね。
まさか賛同はしないと思いますが、以下にいただいたこの問題に詳しい方のメールを読めば、お祭りに賛成か反対かではなく、憲法25条=生存権の問題がここに横たわっていることもよく理解できます。
〜〜〜ここから引用です
都による豊洲汚染隠しなどが朝日の新聞記事で明らかになり、オリンピック招致にも微妙な影響を及ぼしているのではないかと思われます。五輪財政保証の国会決議が遅れていることを各紙が報じています。
6日(金)の石原都知事の記者会見で、民主党がオリンピックの国会決議に消極的なことに知事は怒り、下記のような発言をしました。
「・・・・・・・反対される理由がよく分からない。(中略)、東京都は財源から3000億円ものお金を2年続けて(国に)かっぱらわれてね、それで紙1枚、財政保証については出してもらえることになったけど、そういう政府の姿勢が決まっているのに、なおね、国会は何を足踏みしているのかさっぱりわからないね」
国をドロボー呼ばわりする都知事ですが「かっぱわれた」その3000億円とはいったい何かを丁度1年前に調べていました。
08年度税制改革案で、税収の豊かな都から法人事業税を吸い上げる国からの要請を突っぱねていた石原都知事は・・・・・「泣く子と地頭と政府には勝てない。膨大な金を供出するのだから、国家の繁栄につながる東京の有形無形の整備のために、新協議機関を活用して東京の言い分を通す」と言い、3000億円を国差し出すことを決めました。
おりしも07年暮れ、オリンピックの招致ファイルをまとめている最中で、「国からオリンピックの財政保証をして貰うため」と言われていました。招致ファイルの項目として、実施予算の裏づけの記述を求められていたからです。
都知事が3000億円の見返りに要求した13項目とは何だったのか・・・。手短に言えば、都は年額3000億円の税収を国に献上するから、オリンピック関連のハコものを国で負担してくれ、という趣旨でトップ会談(石原ー福田)をやっていくことになった(?)と解釈できます。
東京都のホームページにその項目が出ていました。(情報公開課に問い合わせて探してもらいました。)。
文書の後ろの方の 当面の「首都東京の重要施策」リストが13項目になっています。
道路を中心のインフラ整備(臨海道路、3環状の整備、外環)羽田の国際空港化は新聞にも発表された内容ですが、環境整備、治安の向上、耐震対策、都独自の地下鉄建設などオリンピックが絡んでいそうな内容でした。
最後の項目に、2016年オリンピックの全面支援(財政保証、招致活動費用など)すりということも明記されていました。
3000億円にではとても釣り合わないことを「お願い」している訳ですが、その辺りを知事本局企画調整部総務課に問い合わせをしたところ、「3000億円を毎年出すとは言っていないが、先のところは判らない。」との返事でした。
招致が決まったら、3000億円×8年間(2016−2008)で2兆4千億円
を都が国に支払うこととなるかも知れません。そうなると都がオリンピッックに財政支出していることが曖昧になりそうです。
以上により、やはり毎年3000億円の財政支出がオリンピック準備金として、国に支払われ既に6000億円になっていることが今回の都知事発言で分かりました。
これは国に積み立てているオリンピック経費ですが、時に都は別立てで、毎年1000億円のオリンピック準備金を積み立てています。
下記は06年の日刊スポーツ(web)からです。
ーーーーーここから
東京都が五輪基金に1000億円積み立てへ
東京都の石原慎太郎知事は5日、16年の夏季五輪招致のための「東京オリンピック開催準備基金(仮称)」を創設、06年度に1000億円を積み立てる方針を決めた。
主に五輪競技の会場や道路整備などに必要な資金確保が目的だが、招致への熱意を内外に示す狙いもありそうだ。都は最終的な基金総額については「実際に開催地に決定されなければ言及できない」としている。
都は06年度予算案とともに、基金に関する条例案を2月開催予定の都議会に提案する。[2006/1/5/20:58]
ーーーーーここまで06年度から毎年1000億円として3年間ですから、既に3000億円のオリンピック準備金が積み立てられていることが分かります。
以上で都は、国に預けている分を含めて既にオリンピックの為に9000億円を貯め込んでいると推測されます。
未曾有の経済危機、大失業時代を向かえ、食べ物と寝場所を求める失業者が街中に溢れているというのに、たった2週間のお祭り騒ぎに大切な税金を使うのは納税者として納得が行かないことです。苦しんでいる人を横目で見ながら、オリンピックなど楽しめる訳が無い。そんなことぐらい気付かないとは納税者もなめられたものです。「国と都はオリンピック準備金9000億円を吐き出し、即刻憲法25条、社会保障の義務を果たすべき」と考えます。
来週9,10日に国会で財政保証の決議が出来ず、オリンピック立候補ファイルに国の財務保証が書き込めなければ、ファイルが一気に色あせたものになることは確実です。
〜〜〜ここまで
食うや食わずやの時代に定額給付金2兆円の是非の議論もある中(使途を社会保障にすべきという観点で)、その半額に匹敵しようとするお金がまるで見えない状態でお祭りのために蓄えられているのは、著しく不健全で、また非人道的だとあらためて考えます。
週刊新潮にも詳しい費目の内訳があったそうです。たとえば、オリンピック招致のために、親善大使なのに港区の講演会で200万円以上の報酬をもらった方もいれば、関連した文化イベントで、派遣の方を4名入れることになっていて、その月額が90万円!!だそうで、都知事の私財で開催すればというオチになっていたそうです。新潮の赤報隊の記事はまったくいただけませんでしたが、なにしろ怒りは立場を問わず普遍的だということがわかります。
アベ内閣のやらせタウンミーティングで、エレベータのボタン押しに数万以上の費用が計上されていたこもを思います。
人の生命を踏みにじり、派遣は自己責任という世の中で、9000億円(想定)のお金がどう使われるか、こうした一端からもうかがえると思います。
繰り返しますが、財政保証がたとえ表面上ちょっと見で外されているように見えても、招致の国会決議を通すことは、友人隣人、親の世代、子の世代に取り返しのつかない禍根と傷をつけることになります。
不景気でもたかがお祭りに目くじらを立てるな、という筋の話ではありません。
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