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昨日の「どこどこ日記」で川内博史議員の質疑を取りあげながら、重要な点を聞き逃していた。日本郵政から「12月3日には、オリックス不動産から新たな提示を受けたが、残る1社については新たな提示をいただけなかった」(2月9日衆議院予算委員会)との答弁が午前中に飛び出していたのだった。人間、自分の聞いたことが真実だと思い込む。私は「オリックスが109億円、もう1社が61億円。間違いございません」(2月6日衆議院予算委員会の私に対して西川社長の答弁)が、まさか嘘だとは思わなかった。今、仮議事録を取り寄せてみたら、昨日の川内議員とのやりとりは次のようなものだった。 [予算委員会のやりとり] 川内議員 オリックスともう1社が最終的に金額を提示したのはいつなのか。レクセンターが外れましたよという後、最終的に金額が提示されたのはいつなのか。 米澤参考人(日本郵政専務) 2社に対しまして、世田谷レクセンターを外すこと、譲渡価格をより引き上げることを求めたものでございます。その結果、オリックス不動産から新たな提示を受けたところでございます。残る1社については、お願いをしていたわけでありますけれども、新たな提示をいただけなかったところでございます。(2月9日衆議院予算委員会) つまりは、12月3日にオリックス不動産は109億円を提示したが、残る1社のホテル運営会社(ホテルインターナショナルマネジメント)は、金額を提示しなかった。とすると、日本郵政が「61億円」と言ってきた金額は何なのか。今朝の毎日新聞が、「入札額は日本郵政の創作」として1面で報じている。 かんぽの宿:日本郵政、オリックス対抗会社分の入札額創作 日本郵政によると、かんぽの宿70施設と社宅9施設の計79施設について昨年4月に実施した第1次公募入札には国内外7社が応募。第2次入札にはオリックス不動産▽「ホテルマネージメントインターナショナル」(HMI、本社・神戸市)▽住友不動産−−の3社が残ったが、住友不動産が辞退し、オリックスとHMIに譲渡先が絞られた。昨年10月末の第2次入札では、オリックスがかんぽの宿の負債約19億円を引き継ぐ条件付きで105億円の買収価格を提示。HMIは105億円を提示したが、負債は引き継がない方針を示したという。 その後、日本郵政が、売却対象から東京都世田谷区のスポーツ施設を外した結果、HMIは応札を見送り、オリックスだけが昨年12月3日、約109億円の買収価格を再提示したという。 日本郵政は9日、最終入札での2位の応札額を61億円としてきたことについて、「HMIのそれまでの提示額に基づき、オリックスと同じ条件で応札したと仮定して計算した」と説明。鳩山邦夫総務相は同日の衆院予算委員会で「2社の金額提示がそろわないと入札とは言えない」と批判した。【前川雅俊】 とすると、2月6日の私に対しての西川社長の答弁は、全面的な虚偽答弁だったことになる。 [予算委員会のやりとり] 保坂「最後に西川社長に確かめておきたいんですが、第2次の締め切り10月31日の段階で、さきほどの報道によれば61億円ですか、ホテル運営会社。オリックスは109億円だと。オリックスが高かったというのは本当ですか。間違いないですか」 西川「ただいま、御指摘をいただきました点につきましては、事実そのとおりでございます」(2月6日衆議院予算委員会) 今となっては「すべて間違いでした」ということになる。また今朝の日本経済新聞がかんぽの宿の全入札企業を報道している。ようやく、全体像がほの見えてきた。この段階でも同紙が一連の経過を「競争入札」と報じていることは、少し気になるが、企画提案コンペの入札もどきの一部始終が開示される日も近いのではないか。仮に、競争入札だったとしても最後に応札する企業が1社になれば、「不落随契」と呼ばれる随意契約になることを改めて確認しておきたい。 |