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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo04/day-20090114.html
2009-01-14
築地で風説が!(「官製地上げ」のための)・そして1年前東京都が責任逃れを明言した資料
築地市場を東京都中央区議の小阪さんが回ったところ、移転反対が確実に数で優勢な(年末に総代選挙がありました)の仲卸(仲買人)の選挙で、あたかも豊洲(毒)新市場移転賛成派が逆転しているかのような風説が流れていることを知った、ということを書かれています。
ブログから掲載させていただきます。
「中央区を、子育て日本一の区へ」 小児科医 & 中央区議 小坂和輝のblog『1/8 昼の場外市場へ』
2009-01-08http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/b13503dc32c1f5e05020162e83077f38
(略)
さて、おなかもいっぱいになったところで、「築地市場を現在地で再整備しましょう。」と言いながら、資料配布を行いました。ここでも、そうなんです!!
パーフェクトでした。配布に回ったところは100%全部の店、一軒残らず、資料を受け取ってくださいました。築地市場内も場外市場も、どちらも「築地市場を現在地で再整備」が民意なんだと思います。
ところで、気になったことが、ひとつありました。
昨年末に実施された、東卸の組合員の代表を選ぶ総代選挙の結果ですが、「築地現在地で再整備を目指す考えの人が、選挙で選ばれた総代の中で“3割”であった」という誤った情報が、場外市場の人々の間で流れていることです。
私は、市場内に入り、仲卸の方々と常々情報交換をしています。
「築地現在地で再整備を目指す考えの人が、選挙で選ばれた総代の中で“6割以上”であった」が正しい情報であると根拠を持って認識しています。昨年の中央区議会の委員会でも、このような割合での理解の下、他議員も含め答弁がなされています。
実際に、築地市場内で、「築地現在地で再整備をしましょう。」という問いかけへの賛同を示してくださる反応を見ていても、“6割”以上が、築地市場現在地で再整備を望んでいることを裏付けてくれています。
私の場合、“10割”が現在地再整備の考えを持っているという解釈さえ成り立ちます。
なぜ、“3割”などという誤った情報が、場外市場に流れることになってしまったのだろうか?
身体を張って総代選挙に臨まれた現地再整備(移転反対)の方々のモチベーションを下げ、「浮動票」には大勢に就かせ、強行移転させようという意図を持った人が、ある種の悪意を持って連帯を打ち砕こうとしている、そんなことが想像されます。
このやり方、「官製地上げ」をどうしても行いたい人がいるのですね(かんぽの宿と同じように!)。
〜〜〜
「豊洲新市場に関する施設計画等の意見交換会」という、市場関係者に対する説明が、ちょうど1年前、2008年の1月15日から2月18日にかけて開催され、その「まとめ資料」というものが、A3で2枚にまとめられています。
市場を通った食品を口にする人なら当然気になる質問を、仲卸関係者の方々が先駆けて挙げて下さり、そこに都の見解が示されている、という重要な資料です。
この豊洲問題で、お東京都様は、「安全だ安全だ安全だ」というプレスリリースだとか、アリバイ作りのための会合などは盛大に公開しますが、こうした重要な情報は、なぜか非公開です。なぜかメディアも、多くはこれらを「スルー」してきました。
2008-07-18
転載歓迎:『【声明文】破綻した専門家会議−東京都とメディアは真実を語れ』のお知らせ
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10117387482.html
この資料にどんなQ&Aがあったのか少し見てみるだけで、何かあったときの責任(=健康や生命、そして生活)は、イシハラ都政下で与えられた(あるいは強制された)公務員各人のミッションに比べたら、もう二の次三の次なのだということがひしひしと感じられます。
まず、見出しを引用します。
1. 土壌汚染について2. 移転の経緯について
3. 使用料・ランニングコストについて
4. 移転保障・支援について
5. 店舗数・店舗面積について
6. 新市場のコンセプトについて
7. 小口買出し人の対応について
8. 公共交通アクセスについて
9. 水産・青果の買い回りについて
10. 施設計画について
@店舗構造について
A閉鎖型施設について
B空調について
C315号線について
D茶屋制度について
E荷裁き場について
Fろ過海水について
Gダンベについて
H仲卸事務所について
Iその他
11. 情報提供について
12. その他
いくつかの質問と、その回答を引用します。
"1. 土壌汚染について" から抜粋
◇質問(市場関係者から)「万が一のときは保証してくれるのか。(風説被害も含めて)」
「安全宣言を出して欲しい。都知事や大臣の署名入り文書で確約して欲しい。責任の所在をはっきりさせて欲しい。役人はすぐ異動して責任逃れする」
◆回答(東京都から)
「開設者が責任を持って対応をする。念書については今はその段階ではない。汚染があることは事実だが、きちんと責任をもって安心して移転してもらう」
このかみあわない回答は、まったくいただけません。
あるいは、もしも、この回答は1年前で、その頃には専門家会議の「結論」が出ていなかったからというのなら、もう都知事なり大臣なりの安全宣言が出せてもよいはずですが、ええ、もちろんそうできない事情があるのでしょう。
というか、
「開設者が責任を持って対応をする」
こういう責任逃れのあいまいな体質だからこそ、「役人はすぐ異動して責任逃れする」と念押しをしているということが分かっていません!
これが、コイズミも推奨していた「鈍感力」というものでしょうか。
よーくかみ締めて読んでみましょう。
・開設者が対応(薬害訴訟を思い出します)
・念書は今は出さない(永久に出さないつもりなのではないでしょうか)
・汚染があることは事実だが(でもそれが解決できるめどはない)
・きちんと責任をもって安心して移転してもらう
問題をすり替えていますね。
責任を取る対象は、「実態はともあれ安心させて移転を実現化させる」という役人に与えられた課題に対してであって、汚染被害や健康被害が出た場合の責任については一切触れていません。
端的に言えば、
「汚染被害には責任は取るとは言っていない」
「もし汚染が出たら再度処理に税を投入するにやぶさかでない」
という意思表明が読み取れます。
"2. 移転の経緯について" から抜粋
◇質問「クロスチェックをさせるべきだ」
◆回答
「これだけの内容をクロスチェックするのは現実的ではない。逆にポイントを絞ってデータを渡したとしても確実なものと言えない。不信感を払拭するためにすべてのデータは公開する。検査機関も環境計量できる会社に出している。」
関係者もコメントされていましたが、まったくクロスチェックというものを理解していません。
分量でクロスチェックを決めるわけではありませんよね。
これだけの内容だからこそ、ごまかしや間違いや不整合(ごまかしによるものも含め)がないのかは、都民側からの選定による客観的な眼で再確認されなくてはなりません。それがクロスチェックというものです。
「逆にポイントを絞ってデータを渡したとしても」・・・
だから、そういうことをクロスチェックと呼びませんから、そんなのお東京都様でなくても否定しています。
次の質問と回答です。
◇質問「これだけ食の安全が騒がれているのに、なぜ汚染地に移転するのか」
◆回答
築地での再整備ではローリング計画がうまくいかなかった。その後にいろいろな協議をしたがまとまらなかった。そして都と市場業者からなる協議会で移転が方向付けられた。現在求められる衛生面や荷裁き場を確保するには築地では狭すぎる。そのようなことを考えると、課題を抱えたまま現在地で再整備は困難であり、移転整備しかない。その中で広い土地と近い商圏の豊洲以外に選択肢がなかった。(管理人: 嘘はいけません)
◇質問
「伝統のある築地ブランドをなぜ消すのか」
◆回答
築地の後継ブランドが豊洲であれば、築地の良い伝統をそのまま引き継いでいけると考えている。
築地の後継ブランドが豊洲であれば、築地の良い伝統をそのまま引き継いでいけると考えている
毒の地域に建設される市場が「後継ブランド」になるってどんな妄想でしょう??
ブランドのできるような土地。都庁機能が移転してはいかがでしょう。
関連エントリーのいくつかを抜粋します。
2008-08-12 (上記の会の半年後、専門家会議を終えてからなお虚偽説明)
東京都の豊洲汚染いんちき説明会: 虚偽だらけの報告が仲卸業者向けの説明でぬけぬけと行われました!
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10126653341.html
2008-08-14 (学識経験者による問題の明確化)
【転載】 日本環境学会からの、東京都の豊洲移転強行への批判声明
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10127040091.html