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オルタナティブ通信(2007年03月15日:■金融パニック後の通貨)
現在のドル紙幣(グリーンバック)を信用していると、いずれブルーバックが出てきて、現在は家が買える金額でも、食材をちょっと買って終わりになるようにする予定だそうです。↓
2007年03月15日
金融パニック後の通貨
近い将来、株式、債券、通貨が大暴落する金融恐慌・
パニックが来る事を「当然」の事と想定し、その対策を
米国政府はクラッシュ・プログラムとして既に作成している。元々一国の国内通貨であるドルを国際通貨として
使用する事自体にシステム的な無理がある。通貨は一定の比率で物品経済、実体経済とリンクして
はじめて安定する。米国という一国の実体経済とリンクする
ドルが、世界通貨として世界全体の実体経済とリンクする事
自体、システム的矛盾である。これは第二次大戦後、欧州が焼け野原になり、米国が
「世界の工場」として圧倒的な輸出シェアを持った
特異な時期にのみ可能なシステムであった。それを戦後60年間、 無理矢理続けて来た事に政策上の
無策があり、近い将来、世界経済が崩壊する事は必然である。[続きはここから]
ドルと実体経済の最後の「つながり」であったドルと金塊と
の交換制度が、72年ニクソン・ショック(ニクソン宣言)
により崩壊して以降、金融恐慌はいつ来ても当然になった。それ以降、石油メジャーが原油取引の支払いをドルのみに
限定するという、ドル=原油制度によって、かろうじて
恐慌は回避されてきた。
しかしサダム・フセインが原油の支払いにユーロを
導入した事で、この制度も崩壊した。米国がサダムを
憎悪した真の理由はここにある。現在、ロシアのプーチンがこの原油=ユーロ決済制度を
引き継ぎ、密かな米国敵視戦略、ナショナリズム政策を取り、
米ソ冷戦の再現の準備を整えつつある。
今後、一時的現象として各国通貨、株式が個別に上下する事
はあっても、世界の秩序を一新させる根本的な大変動は、
株式の暴落を相伴う「世界通貨ドル」の崩壊として起こる。ドルが崩壊する時、同じドル圏のニュージーランド・ドルや
オーストラリア・ドル「だけ」が安全であったりする事は
無い。また米国国債の3分の1を買い支える日本円が
安泰である事も有り得ない。世界恐慌の引き金になる最も危険性の高い中国への
資金の流れは、高金利のニュージーランド、オーストラリア
への投資資金が中間材、設備に姿を変えて中国投資に
向かって行く。ニュージーランド、オーストラリアに投資する事は、
最も危険な中国に投資する事を意味する。「資産の安全地帯」としてニュージーランド、
オーストラリアに投資する事は、堀江社長逮捕直前の
ライブドアに投資する事と同じ「愚かな行為」である。ライブドア株式も崩壊の数ヶ月前に最高値を付け、
最も将来有望な投資先に見えていたではないか?また日本円は完全に米ドルとリンクしており政策誘導
ではない極端な円高は、ジャパンマネーによる米国資産の
買い叩きを引き起こし、また極端な円安は日本から米国への
資金の流れ=カンフル注射のストップを意味し、
それぞれ有り得ない。それが有るとすれば歯止めの効かない世界恐慌の時であり、
この時は日米通貨が同時に崩壊する。日本円だけが一方的に1ドル=500円〜600円になる
という予測は、世界経済の仕組みが見えていない所から
出て来る愚論である。
米国政府は膨大な借金を抱えている。恐慌の発生でドルが
暴落する事を米国政府は待望している。ドル崩壊と同時に米国政府は今までのドルを「廃止」し、
新しい通貨を発行する。現在のドルはグリーンのトーンで印刷されているため
グリーンバックと呼ばれる。米国は国内でこのグリーンバックの使用を禁止、廃止する。
そして新たに青いトーンで印刷されたドルを発行し、
国内で「のみ」流通させる。クラッシュ・プログラムでは、既に中央銀行FRBとの
連携の下、この「青いドル紙幣」は大量に印刷され
準備され「出動を待って」いる。グリーンバックに代えて、名前は「ブルーノート」と
ネーミングも決まっている。日本をはじめ世界各国が「外貨保有残高」として蓄積
してきたグリーンバックは紙クズになる。ブルーノートとは別に新しい世界通貨(電子マネー?)が
導入され、グリーンバックと一定比率で交換される。第二次大戦中、ドイツの発行したレンテンマルクと同じく、
かつては30万ドルで家が一軒買えたものが、今度は
30万ドルでチョコレート1枚しか買えない程の比率で
グリーンバックは「目減り」する。世界通貨グリーンバックがこうした状態になる時、
それに従属してきた日本円、 ニュージーランド・ドル等は
30万ドル分で角砂糖1つ程の価値に「目減り」する。
これがクラッシュ・プログラムに「予定」された
米国の「債務返済計画」である。