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投稿者 オリハル 日時 2008 年 11 月 09 日 01:41:00: 3eVpHzO3Pti46
 

オルタナティブ通信(2007年03月15日:■金融パニック後の通貨)

 現在のドル紙幣(グリーンバック)を信用していると、いずれブルーバックが出てきて、現在は家が買える金額でも、食材をちょっと買って終わりになるようにする予定だそうです。↓


2007年03月15日
金融パニック後の通貨
近い将来、株式、債券、通貨が大暴落する金融恐慌・
パニックが来る事を「当然」の事と想定し、その対策を
米国政府はクラッシュ・プログラムとして既に作成している。

元々一国の国内通貨であるドルを国際通貨として
使用する事自体にシステム的な無理がある。

通貨は一定の比率で物品経済、実体経済とリンクして
はじめて安定する。米国という一国の実体経済とリンクする
ドルが、世界通貨として世界全体の実体経済とリンクする事
自体、システム的矛盾である。

これは第二次大戦後、欧州が焼け野原になり、米国が
「世界の工場」として圧倒的な輸出シェアを持った
特異な時期にのみ可能なシステムであった。

それを戦後60年間、 無理矢理続けて来た事に政策上の
無策があり、近い将来、世界経済が崩壊する事は必然である。

[続きはここから]


ドルと実体経済の最後の「つながり」であったドルと金塊と
の交換制度が、72年ニクソン・ショック(ニクソン宣言)
により崩壊して以降、金融恐慌はいつ来ても当然になった。

それ以降、石油メジャーが原油取引の支払いをドルのみに
限定するという、ドル=原油制度によって、かろうじて
恐慌は回避されてきた。


しかしサダム・フセインが原油の支払いにユーロを
導入した事で、この制度も崩壊した。米国がサダムを
憎悪した真の理由はここにある。

現在、ロシアのプーチンがこの原油=ユーロ決済制度を
引き継ぎ、密かな米国敵視戦略、ナショナリズム政策を取り、
米ソ冷戦の再現の準備を整えつつある。


今後、一時的現象として各国通貨、株式が個別に上下する事
はあっても、世界の秩序を一新させる根本的な大変動は、
株式の暴落を相伴う「世界通貨ドル」の崩壊として起こる。

ドルが崩壊する時、同じドル圏のニュージーランド・ドルや
オーストラリア・ドル「だけ」が安全であったりする事は
無い。

また米国国債の3分の1を買い支える日本円が
安泰である事も有り得ない。

世界恐慌の引き金になる最も危険性の高い中国への
資金の流れは、高金利のニュージーランド、オーストラリア
への投資資金が中間材、設備に姿を変えて中国投資に
向かって行く。

ニュージーランド、オーストラリアに投資する事は、
最も危険な中国に投資する事を意味する。

「資産の安全地帯」としてニュージーランド、
オーストラリアに投資する事は、堀江社長逮捕直前の
ライブドアに投資する事と同じ「愚かな行為」である。

ライブドア株式も崩壊の数ヶ月前に最高値を付け、
最も将来有望な投資先に見えていたではないか?

また日本円は完全に米ドルとリンクしており政策誘導
ではない極端な円高は、ジャパンマネーによる米国資産の
買い叩きを引き起こし、また極端な円安は日本から米国への
資金の流れ=カンフル注射のストップを意味し、
それぞれ有り得ない。

それが有るとすれば歯止めの効かない世界恐慌の時であり、
この時は日米通貨が同時に崩壊する。

日本円だけが一方的に1ドル=500円〜600円になる
という予測は、世界経済の仕組みが見えていない所から
出て来る愚論である。


米国政府は膨大な借金を抱えている。恐慌の発生でドルが
暴落する事を米国政府は待望している。

ドル崩壊と同時に米国政府は今までのドルを「廃止」し、
新しい通貨を発行する。

現在のドルはグリーンのトーンで印刷されているため
グリーンバックと呼ばれる。

米国は国内でこのグリーンバックの使用を禁止、廃止する。
そして新たに青いトーンで印刷されたドルを発行し、
国内で「のみ」流通させる。

クラッシュ・プログラムでは、既に中央銀行FRBとの
連携の下、この「青いドル紙幣」は大量に印刷され
準備され「出動を待って」いる。

グリーンバックに代えて、名前は「ブルーノート」と
ネーミングも決まっている。

日本をはじめ世界各国が「外貨保有残高」として蓄積
してきたグリーンバックは紙クズになる。

ブルーノートとは別に新しい世界通貨(電子マネー?)が
導入され、グリーンバックと一定比率で交換される。

第二次大戦中、ドイツの発行したレンテンマルクと同じく、
かつては30万ドルで家が一軒買えたものが、今度は
30万ドルでチョコレート1枚しか買えない程の比率で
グリーンバックは「目減り」する。

世界通貨グリーンバックがこうした状態になる時、
それに従属してきた日本円、 ニュージーランド・ドル等は
30万ドル分で角砂糖1つ程の価値に「目減り」する。


これがクラッシュ・プログラムに「予定」された
米国の「債務返済計画」である。


 

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