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今回の総選挙は、自民党による自作自演の「政権放り出し」と「一党独占宣伝・総裁選劇場」の愚劣なシナリオが見抜かれるか、騙されるかの勝負となる。今日も代り映えのしない「五人囃子」がテレビ局をハシゴでおしゃべりしていたが、全員が小泉内閣の元閣僚であり、「小泉構造改革の光と影」などと発言する資格はない。共同責任を負うべき人たちである。道路利権ひとつとってみても、自民党が主導する「改革」で、6兆円規模の道路予算の「構造改革」に手がつかないのは当然のこと。この春、山口2区で平岡秀夫衆議院議員(民主党)とガチンコ勝負を行ったのは山本繁太郎前国土交通省住宅局長(自民党)で、役所をやめるや否や「自民党」のタスキをかけて候補となったのである。 9月1日「投げ出し辞任」を表明した福田総理だが、実は緊急記者会見は春に「道路特定財源の一般財源化」を打ち出した時以来、2回目だ。「道路特定財源の一般財源化」とは、道路・自動車関係で徴収した税金を道路以外の使途にも利用出来るということになるが、この8月の「概算要求」で国土交通省は道路関係予算」で6兆円1481億円(事業費ベース)となったというニュースが流れている。 地方に手厚く配分=道路予算11%増−国交省概算要求 国土交通省が27日発表した2009年度道路関係予算概算要求は、国費ベースで前年度比11%増の3兆904億円、事業費ベースで10%増の6兆1481億円となった。来年度は道路特定財源を、何にでも使える一般財源にすることが決まっているが、同省は19%増まで要求可能な概算要求基準に沿って増額を要求。国費ベースで国の直轄道路は10%増の1兆3539億円とする一方、地方道などは14%増の1兆342億円と、地方に手厚く配分した。(時事通信2008/08/27-12:14) 実に奇っ怪なニュースではないか。今年度実施されている道路予算の1割増しで要求しているという国土交通省道路局を呼んで真意を尋ねてみた。 保坂 「道路特定財源の一般財源化」を福田総理が言ったように実施するとなると、従来までの道路予算は縮減して「道路以外の使途」に使える財源を絞り出さなければならないよね。ところが、年末に財務省からカットされるとはいえ今年より1割増しの予算要求をしているということは、簡単に言うと「道路予算規模は従前通り」ということになるよね。 道路局 そこは、私たち役人が立ち入れないところで政治のご判断があるところでしょうから、私たちとしては粛々と事業執行のための概算要求をしているというわけなんです。 保坂 だって「道路特定財源の一般財源化」を閣議決定したんだよ。道路特定財源を一般財源化すると聞いて、福祉・医療・教育などの使途も可能になると理解したのは間違いだったのかなあ。あなたたちが「粛々と執行」していたら、道路の予算構造は変わらない。だって、ほとんどを道路が飲み込んでしまうから余らないだろ。そう考えると、国土交通省としては道路予算の中から余分なものや非効率なものを区分けする作業はしていないのか。 道路局 その作業はしていません。おっしゃる意味は理解出来ますが、私たちもこれ以上は言えないんです。 (9月12日衆議院議員会館にて) 本ブログの読者なら、道路予算がどれだけ湯水のように検証抜きで蕩尽されているかを御存知だろう。「ミュージカル」「ドングリ残地」「コンサルタント」も何でもありなのが、道路の伏魔殿である。福田辞任と共に「幻の閣議決定」となって |