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【Technobahn 2008/7/31 20:35】商用宇宙観光事業に向けた準備を進めている英ヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)社と米スケールド・コンポジッツ(Scaled Composites)社は28日、スケールド・コンポジッツ社の開発拠点の近くにあるカリフォルニア州モハーベ飛行場に取材陣を集めて開発を進めてきた宇宙観光旅行用宇宙船の母船「[ホワイト・ナイト・ツー](White Knight Two)」を初公開した。 今回、初公開された「ホワイト・ナイト・ツー」は翼幅140フィート(約42メートル)した中型旅客機程の大きさを持つ宇宙船運搬用の母船。完全な複合素材で作られた航空機としては最大の大きさを持つものともなる。 「ホワイト・ナイト・ツー」は中央部に宇宙船「スペースシップツー(SpaceShipTwo)」をぶら下げた形で飛行場(現在、ニューメキシコ州に建設中の世界初の民間宇宙港「スペースポート・アメリカ(Spaceport America)」)から離陸。高度15.5キロの高度で「スペースシップツー」を切り離し、その後、「スペースシップツー」はこのイラスト画にあるようにロケット推進で高度110キロの宇宙まで到達。その後、乗客は高度110キロの宇宙に達した後、約4分30秒の無重力を体験すると同時に宇宙からの地球の光景を眺めることが可能となる見通しだ。 開発中のスペースシップツーに関しても既に80%が完成した状態となっているものと見られており、スケールド・コンポジッツ社では早ければ年内にもスペースシップツーとホワイト・ナイト・ツーを組み合わせた試験飛行を実施する模様だ。 こうした弾道飛行が可能な宇宙船を使った宇宙観光旅行の実現を目指している企業は、スケールド・コンポジッツの他にも数社存在するが、今のところ、実際に宇宙船の開発して、試験飛行に成功したのは他には無いのが現実。 通常、こうしたロケットの開発は国家主導で膨大な資金が投じて行われることとなるが、予定されている宇宙観光旅行の旅費は1人あたり大よそ2000万円。この金額で採算性を合わせるためには開発費も抑えることが要求されるため、国家主導の宇宙開発に慣れ親しんできた航空宇宙企業に同じものを作れといって、困難なことが2番手が現れない原因ともなっている。 スケールド・コンポジッツでは今のところ年内から来年初頭にかけて初飛行を終えて、来年から実際に観光客を乗せた宇宙観光旅行を実施する予定だ。 恐らく、当初の2〜3年は、下手をすると5年は競合企業が居ないまったくの独占企業として弾道飛行による宇宙観光事業を展開することになるだろう。 |