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教育格差を乗り越える:「大学全入時代」という幻影:日経ビジネスオンライン
しかし、1年も欠かさず続けてこられました。僕はエリートをつくろうという気は全くないんです。なぜかというと、大学全入時代なんて言いながら、いまだに大学進学率は40%を切っているんですよ。
―― 僕もそれを言いたかったんです。
吉村 そう、全入なんかじゃない。「定員数」と「大学入学希望数」が一緒だというだけで、こんなもの全入とも何とも言わない。
―― 全くです。格差は依然としてなくなっていないし、むしろ金融破たん以後、悪化している懸念がありますね。
吉村 もし全入だ、と言うのなら、それは高校を卒業した人が、120万人いるのならその120万人全員が行けることを全入と言うべきです。
―― 最初から考慮の外というのが、とても不健康だと思います。
吉村 高校を卒業した120万人、130万人が全部大学教育を受ける権利があるんです。憲法にちゃんと書いてある。「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」って。大学教育を受けたいと言ったら、必ずどこかの大学に行ける。そういう可能性が開かれていることが大事なんです。
―― 全くですね。1960年代米国の公民権運動と、黒人向けの「リベラルアーツ・ユニバーシティー」建設ラッシュを思い出しました。
吉村 今はまず費用の問題で、大学に行きたくても行けないでしょう。あるいは地域の問題で行けない。知識の限界という問題でも行けない。もともと大学に行くのに入学試験をするのはおかしいんですよ。だってできるやつを入れてどうするんですか。教育ってできないやつをできるやつにするんでしょう。
―― 数学者の森毅さんが「大学は元来アホを入れて賢くするところやのに、今では賢いのを選んでアホにしとる」と言っておられました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090309/188528/?P=4
※コメント:
これは目から鱗だった!!!
知ってた??? 基礎的情報なのだろうが、驚いた。