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(ジャンクキングの宣戦布告)
http://junkworldking2006.blog54.fc2.com/blog-entry-795.html
昨日、NHKが夜の3時間にわたって、
製造業派遣の問題点を特集した番組を見た。
後半は、討論会になっていて、
出てきました。バカが。
派遣切りに合う人間に向かって、
国や社会のせいにするな!自己責任だろ、と言う自称、自営業の方がいらっしゃった。
それにうなずく、自称、会社経営者がいた。
必ず、この手の論議に現れる、国際競争力を挙げて、派遣切りを正当化する、自称、派遣労働業者もいた。
この手の、ノータリンの、共通点は、自分の人生のサクセスストーリーを吹聴することである。
自分の成功例は、自分の精神や努力によるものと考える者たちである。
このような者達は、このような形而上なものをあげつらって言う輩であるから、ほとんどに根拠は薄いのである。
基本的に、個人の成功は、あくまでも社会の相対の比較として成されるものであるから、社会性を帯び、周りの人間の存在、協力、支援、感謝、信頼、権利関係の有益性など、様々な要因によって、起こった、今、その人の現状なだけであって、それは過去のプロセスに全て自分だけで成しえた事でも無ければ、これから、ずっと今の現状が保障されているものではない。
また逆に、他者を服従、強制、収奪、上下関係によって行われた事などは顧みない性質を持つ。
もちろん、こういった輩は、全ては自分だけが偉いと言う、あるいは自分だけしか信じられないと言う、エゴイストが多く、
従って、自己責任論を主張するのである。
このような例として、社畜、鬼畜ビジネスマンらは、
風邪ごときで、会社を休むような人間は、自己管理がなっていないなどの理由で、決して、その存在を認めない。
自己責任論の原点とも言える、よくある、一例だが。
しかしだ。
リウマチや椎間板ヘルニアなどの痛みは、自己責任、自己の健康管理によるものなのか?
今、わしはちと腰痛に悩まされているが(笑)
笑い事ではない。
いつも例に出すが、白血病は、自己の健康管理によるものと言えようか?
彼らに、そう聞くと、それは別問題とか言い逃れる。
例えば、それは国が面倒みる問題とか言い出すのである(笑)
言い逃れるのは、
実際は、こう言った、弱者を見るのが単に嫌いなのである。
見たくないだけなのだ。
裏返して言えば、自分には起こらない事と勘違いしている大バカか、
自分は、そういう風になりたくないと言う小心者だからとも言える。
基本的に、ただ、単に面倒なだけかもしれない。
今晩のNHKは違った切り口で責めた。
診療報酬改定によるリハビリ打ち切りの事例である。
医療の現場に市場原理を持ち込む事で、人間のやる気を奪う、つまり人生を終わりにする制度である。
実際のNHKのアナウンサーが脳内出血による半身に障害を負ったことが、
実に説得性を持たせた。
自己責任論をぶつ、サクセスストーリーのヒーローにも、
それは襲ってくるかもしれないのに、
他人を思いやるノーミソが少ないから、
彼らは、その可能性をなぜか否定する。
小泉は言っていたね。
文句を言ってくるまで、ギリギリまで絞り上げるんだと。
それが、国家財政を救うという考えなんだね。
ま、その成功者達にも、100年に1度の不景気は襲ってこないんだろうね。
自分が強いらしいから。
乱暴な運転する自動車が突っ込んできても、死なないサイボーグなんだろう(笑)
いや、
エゴイストほど、乱暴な運転をするね。
あるいはお抱えの運転手がいたりね。
かつて鬼畜ビジネスマンだった、
わしが言うのだから、間違いない。
他者を思いやる気持ちのないヤツには、資本主義は必ず天罰を下すのだ!
資本主義は、強者だろうが、弱者だろうが、食いつぶす。
セーフティ・ネットの重要性を自己責任論に転嫁して否定し、自分が儲けた金から所得税や法人税を払いたくないヤツラは、いつか誰も助けに来ない日を来るのを、本当に来ないと、神様に祈っているが良い。
見えざる手は、アダム・スミス曰く、あるのだからな。
オマエの首を絞める手もあるのだからな。