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夢の年収による美しい国【新小児科医のつぶやき】
http://www.asyura2.com/07/bd50/msg/216.html
投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 7 月 21 日 23:14:12: sypgvaaYz82Hc
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774様から頂いた情報に経済財政諮問会議の正式民間メンバーの意見が12月18日付の毎日新聞に掲載されています。全文を引用します。
『労働市場改革:正社員待遇を非正規社員水準へ 八代氏示す
経済財政諮問会議の民間メンバーの八代尚宏・国際基督教大教授は18日、内閣府の労働市場改革などに関するシンポジウムで、正社員と非正規社員の格差是正のため正社員の待遇を非正規社員の水準に合わせる方向での検討も必要との認識を示した。
八代氏は、低成長のうえ、国際競争にさらされた企業が総人件費を抑制している中、非正規社員の待遇を正社員に合わせるだけでは、「同一労働・同一賃金」の達成は困難と指摘。正規、非正規の待遇を双方からすり寄せることが必要との考えを示した。
また、八代氏は現在の格差問題が規制緩和の結果生じた、との見方を否定し「既得権を持っている大企業の労働者が、(下請け企業の労働者や非正規社員など)弱者をだしにしている面がかなりある」と述べた。
八代氏は、労働市場流動化のための制度改革「労働ビッグバン」を提唱しており、近く諮問会議の労働市場改革の専門調査会の会長に就任する予定。【尾村洋介】
毎日新聞 2006年12月18日 20時31分』
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http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2009/01/post-b663.html
正規雇用労働者と非正規雇用労働者の処遇に雲泥の差が付いている典型例の一つが、大学です。
何しろ、「大学非常勤講師実態調査アンケート報告書」に記載された2005年から2006年の調査では、専業非常勤講師は、平均年齢 45.3歳で、平均9.2コマを担当しているのに、講師給の平均が277万円/年であって、250万円/円以下が全体の約半分を占めるなど、典型的な「ワーキングプア」状態です。他方、こちらのデータによれば、大学教授、助教授、講師の平均年収は、1167万円、906万円、757万円となっています(平均年齢45.9歳の助教授と、平均年齢 45.3歳の専業非常勤講師との給与格差は注目に値するでしょう。)。さらに、教授、準教授、助教等の正規労働者には毎年一定額の研究費等が給付されるのに対して、専業非常勤講師には一切給付されません。また、専業非常勤講師は職場の社会保険に加入できない等の差別的処遇を受けています。その結果、専業非常勤講師の約7割が扶養家族ゼロということになっています(平均年齢45.3歳でこの数値です。)。
もし、正規雇用労働者の労働条件を非正規雇用労働者の労働条件のレベルに近づけることが非正規雇用労働者の処遇を引き上げるための最善の施策だというのであれば、大学こそ、教授、準教授、助教等の特権を全て剥奪してその処遇を専業非常勤講師のそれに近づけるべきだということになります。特に、解雇規制法理によって正規雇用労働者が手厚く保護されることを特に問題視する新自由主義派の経済学者は、教授会にて、教授、準教授、助教等の特権を全て剥奪する旨の提案をすべきなのではないかと思ったりはします。解雇規制を受ける正規労働者がいなくなるとどうなるのかという社会実験は、まず限定的な範囲から行っていくのが吉というものです。
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八代教授!
率先垂範!!