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人口動態統計:死亡数が戦後最高 「自然減」5万1000人−−08年推計【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090101ddm002040012000c.html
厚生労働省は1日付で、人口動態統計の08年推計値を公表した。
出生数は109万2000人と07年確定値を約2000人上回る半面、死亡数は3万5000人増えて114万3000人と戦後最高(戦中戦後の混乱で1944〜46年はデータがない)を更新。
出生数から死亡数を引いた人口の「自然増加数」は過去最大のマイナス幅となる5万1000人(減)と推計している。
人口減は2年連続で、05年を含め3度目。
同省は、本格的に人口減社会に突入したとみている。
死亡数の増加は、高齢化の進展によるもの。
戦後の最高は47年の113万8238人だが、08年はこれを5000人弱上回るとみている。
死亡数が100万人を超えるのは6年連続だ。
一方、出生数の微増は、08年が平年より1日多いうるう年だった影響という。
出産期の女性人口が減っているため、合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の数に相当)は前年(1・34)より上昇し、1・36前後になると予測している。
結婚件数は前年比1万1000組増の73万1000組、離婚は4000組減の25万1000組。結婚の増加は2年ぶり。離婚は6年連続の減少。【吉田啓志】
毎日新聞 2009年1月1日 東京朝刊