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(東京アウトローズWEB速報版より)
http://outlaws.air-nifty.com/news/2008/12/post-897a.html
年間2兆4000億円を売上げる世界最大のコンビニチェーン「セブン・イレブン・ジャパン」(東京都)。その悪事の数々を告発する単行本『セブン−イレブンの正体』が11月末、『週刊金曜日』の発行元である株式会社金曜日から発売された。
しかし、大手取次会社「トーハン」(東京都)がこの本の配本を拒否するという事態が発生している。セブン−イレブン・ジャパンの実質的創業者である鈴木敏文・代表取締役会長兼CEOは、トーハンの取締役副会長も務めているのだ。トーハン側の担当者は、「委託配本するということは、トーハン取締役(鈴木氏)の不利益になるような商品を積極的に販売することになり、そのようなことはできない」などと金曜日側に説明したという。
しかも、金曜日が指定した書店に配本することについても拒否している。トーハンはこれまで、「違法な出版物」の類について配本拒否をしたことはあるが、このようなケースでの配本拒否は初めてのことだという。
『セブン−イレブンの正体』では、「カリスマ経営者」鈴木敏文氏の独裁体制による社内の閉塞状況や、セブン−イレブン本部が全国1万2000店舗の加盟店からいかにして不当に利益を巻き上げているか、「詐欺的商法」とも呼ばれるそのカラクリなどを徹底的に追及していた。加盟店は超低収入に追いやられ、過労死や自殺、夜逃げなどが相次いでいるが、それでも大手メディアで取り上げられることはない。
かつてこの会計システムの実態を告発した論文が『週刊エコノミスト』に掲載される予定だったが、校了直前にセブン−イレブンの役員が毎日新聞社を訪れ、コンビニから『サンデー毎日』を撤去すると脅して論文の特定記述を削除させていたこともあるほどだ。これまで隠し続けてきた一連の悪事を暴露されることに、過剰な反応を示しているようだ。