★阿修羅♪ > 社会問題6 > 284.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
12月5日9時29分配信 京都新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000005-kyt-l25
世界的な不況で、滋賀県内の工場に派遣されて働く日系ブラジル人の大量解雇が、深刻化している。派遣先の減産で仕事がなくなったためで、今月末には派遣数が最盛期の5分の1程度にまで落ち込む人材派遣会社もある。「どうして年を越したらいいのか」。滋賀の製造業を支えてきた日系労働者が、頭を抱えている。
■派遣、5分の1に減も
「派遣の中でも、真っ先に切られるのは外国人。創業以来、最悪の状態だ」。日系ブラジル人を専門に派遣する県内最大手「小西産業」=滋賀県甲賀市水口町=の小西武志会長(72)はため息をつく。
1989年に6人の派遣でスタートした同社は年々、右肩上がりで成長してきた。今年も夏までは人不足で、7月には過去最多の約1700人を県内の約50社に送り込んだ。
風向きが変わったのは、金融危機が表面化した9月。人員削減を通告する企業が増え、12月に入り1000人近くまで落ち込んだ。大口取引先の打ち切りも予想され、月末には3、400人にまで減ると見込む。「会社の行く末自体どうなるか分からない」。小西会長は危機感を募らせる。