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不安、不満…辞退したい 裁判員候補 調査票返送者の胸の内
12月16日6時13分配信 河北新報
来年5月に始まる裁判員制度で、裁判員候補者名簿への記載通知が届いた市民が、さまざまな事情や思いから気を重くしている。辞退理由を記す調査票は15日に提出期限を迎えた。候補者に選ばれ、調査票を返送した仙台市と郡山市の2人が、辞退を希望する胸の内を明かした。
仙台市宮城野区の会社員男性(47)は1日の帰宅後、家族から「来てたよ」と大きな封筒を手渡され、驚いた。
「どうせ人ごとだと。(候補者になるとは)これっぽちも考えていなかった」
中身を確認し、辞退希望の理由を記すマークシートを見つけた。「70歳以上」「学生」「重い病気」「出産」…。いくら眺めても印を付ける項目がない。
裁判員に選ばれた場合は仕事を休めるのか、会社の人事担当者に聞いた。
「来年度から裁判員休暇制度を設ける。有給休暇扱いになる」という。それでも男性は「裁判員になりたくない」と思い、2日後に白紙のまま調査票を送り返した。
「法律の知識がない人が裁くなんて、あり得ない。自分が被告ならプロの裁判官だけで裁かれたい」
同封された制度の仕組みをQ&A方式で解説する冊子にも引っ掛かった。「ソフトタッチで丸め込もうという意図が見え見え。重大事件ばかりを扱うヘビーさは何も書いていない。ずるいよ」
「宝くじを買おうかと思いましたよ」。1日に通知が届いた郡山市の主婦(34)は、運の強さを自嘲(じちょう)気味にこう表現した。郡山で裁判員候補者になる確率は507人に1人だった。
封筒の表に「最高裁判所」の文字を見た瞬間、「あて名が夫の名前であるように」と祈った。夫は「おれじゃなくて良かった」と喜び、通知が来たことを知った妹は「わたしがなりたかった」と悔しがった。
小学1年生と2歳の子どもがいる。「下の子を保育施設で何時まででも預かってくれるのか」「代わりに上の子を学校へ迎えに行ってくれるのか」。さまざまな不安が頭をよぎった。
調査票は「養育」の項目にマークした。自書欄に「実家が遠く、夫も常に深夜帰宅。周囲に頼れる人がいない」と書き、9日に返送した。
「冷静な判断や客観的な見方の訓練をしていない自分の意見や考えで、相手(被告)の人生が決まってしまう。無理です」。本音は「怖い」に尽きる。
最終更新:12月16日6時13分
[新世紀人コメント]
日本を支配するごく少数の隠れたエリート達の対米追随政治の「歴史的に蓄積された失政」を覆い隠す為の司法権力の国民弾圧を他ならぬ国民を騙して巻き込んで誤魔化して推進してゆこうとする野望によるものと考えられる。
国民参加の甘言に騙されるのが民主的な法の担い手と言う皮肉な現象は戦前の転向現象の再現である。面白い精神現象だ。
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