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(回答先: 【電子号外】米軍流弾か 車直撃 民家駐車場、ナンバー破損(琉球新報) 投稿者 gataro 日時 2008 年 12 月 15 日 19:44:13)
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-15-E_1-007-2_001.html
2008年12月15日【夕刊】 社会
「車なければ私に」めり込む金属片 伊芸区被弾事故
「車がなければ、自分に当たっていた」「事故防止を訴えているのに何も対策がない」。十三日に米軍の流れ弾とみられる金属片が、民家の駐車場で見つかった金武町伊芸区では、住民から、恐怖と怒りの声が上がった。過去の被弾事故を思い出し、不安がる人も。基地あるがゆえに繰り返される事故に、市民団体も反発を強めている。
【金武】銃弾のような金属片が見つかった金武町伊芸区の住宅地。これまでにも米軍基地からの被弾を経験している同区の住民らは「実弾演習をやめてほしい」と訴えた。
「車がなかったら、私にあたっていた」―。玉城ミツさん(70)は発見の三日前の十日午後三時すぎ、被害に遭った車の後ろで鉢植えに散水していた時、「パーン」という乾いた音を聞いた。振り向くと、駐車場の地面から白煙が上っており、慌てて周辺を確認したが、その時は何も見つけられなかった。
十三日午前七時半ごろ、孫の陽一さん(25)は愛車の字光式ナンバープレートに楕円形の穴があるのを発見。いったん車で仕事に向かい、帰宅後、修理しようとプレートを外すと、厚さ約二センチの三層構造の二枚目と三枚目に、金属片がめり込んでいた。「最初はどこかの子どもがいたずらしたのかと思ったが、弾のようなものを見て、怖くなった。五歳になる娘もよく駐車場で遊ぶので、危ない」と困惑した様子。
ミツさんは「基地があるゆえのこと。車がなければ、私に当たっていたかもしれないと思うと、外も歩けない。昨年、近所の子どもたちが拾ったと言って、銃弾のようなものを持ってきていた。今回たまたまはっきりとした形で見つかっただけで、集落にはほかにもたくさん被弾しているのでは」と心配そうに話した。
十四日は、捜査員が玉城さんの家の周りで、銃弾や跳弾の跡がないか調べた。
一九七八年に自宅の屋根に砲弾の破片が落下した同区の女性(73)は「当時のことを思い出して怖くなった。もし演習場からの弾なら、すぐにやめさせてほしい」と訴えた。
近所に住む男性(52)は「以前は流弾とみられるものを見つけても、仕事のことを考えて埋める基地従業員もいたが、今はもうそんな時代ではない」と、きっぱりと話した。
県は十四日朝、職員が伊芸区を訪れ、県警の現場検証を見守ったり、住民の証言などを聞いた。まだ金属片が米軍の銃弾かどうか分からないと慎重な姿勢を示したままだが、「住民の生活の場に銃弾が撃ち込まれたのは重大な事態」という見方を示している。
一方、外務省沖縄事務所は「情報収集に努めたい」と話すにとどめた。
安全確保求める 防衛局長
金武町伊芸区の被弾事故で沖縄防衛局の真部朗局長は十五日午前、事故現場を視察した後、同区公民館に池原政文区長を訪ね、「情報収集の段階だが、米軍がかかわっている可能性があると認識している」と語った上で、「『被害者』は本当に怖い思いをされたと思う。安心して暮らせないという心配はよくわかる。(防衛局は)米軍の訓練を認める立場だが、安全確保が前提。安全が確保されるまでの訓練の中止要請が米軍に受け入れられるよう努めたい」と話した。また「現場に隣接して、高い建物がある。あくまで推測だが、『銃弾』が大きな放物線を描き急角度で落ちてきたことも考えられる」とし、恩納村側など遠方からの銃弾の可能性を示唆した。
池原区長は、銃弾が今まで見たことのない物だとし、「破壊力の強い機関砲ではないか」と指摘。「まさに悪夢だ。伊芸区は、恩納村側での訓練でも射程距離内で、区民は常におびえて生活している。政府として米軍に強い姿勢を示してほしい」と強い口調で求めた。
真部局長は金武町役場も訪問し、儀武剛町長にも同様の説明と報告を行った。儀武町長は「事実確認はこれからだが、米軍の銃弾であれば(安全を確保すると)これまでみなさんが言ってきたことと、実際に起きていることが違い過ぎる。日米両政府の責任は大きい」と憤り、「鑑定を早めるよう、防衛局にも何らかの努力をしてほしい。今後も迅速な情報提供を続けていただきたい」と要望した。
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