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「引退表明」議員14人の大誤算と怨嗟の声
2008/12/9 10:00
臨時国会の「冒頭解散」だったはずが、いつまでたっても解散しない麻生首相に対して、「引退表明」した自民党議員から怨嗟(えんさ)の声が上がっているらしい。解散が先送りされたことで、とんだトバッチリを受けているという。
次期衆院選への不出馬を表明した自民党議員は、小泉純一郎(66)、河野洋平(71)、鈴木恒夫(67)、遠藤武彦(70)……など、ざっと14人。理由は高齢のため、地盤を息子に譲るため、選挙区調整がうまくいかなかったなどさまざまだが、これだけ多くの議員が次々に引退表明したのは、もちろん、すぐに解散・総選挙が行われると思っていたからだ。
ところが、麻生首相が約束した解散・総選挙を先送りしたために、思わぬ誤算が生じているという。野呂田芳成(79)のように、せっかく議員会館から荷物を運び出したのに戻すはめになったのは、まだ実害が小さい方だ。
「痛いのは、政治資金パーティーが開きづらくなったことでしょう。引退が決まっている議員のパー券は、誰も買いませんからね。しかし、任期いっぱいの来年9月まで解散がなく、議員をつづけるとなるとカネがかかるから、困っているでしょう」(政界事情通)
引退を表明し“終わった”議員には、これといった役職も回ってこないから、この先、活躍の場もない。これから年末年始、支持者への挨拶回りで忙しくなるが、議員をやめることが分かっていれば、歓迎もされない。居場所がなく、中途半端な状態だ。
とくに誤算だったのは、小泉純一郎だという。
「小泉元首相は、麻生政権が誕生した翌日、選挙が近いと慌てて引退表明し、次男を後継指名しています。あのまま衆院選に突入していれば、サプライズも大きく、次男はラクラク当選していたはず。しかし、来年9月では間延びしてしまう。民主党も次男を落とそうと強力な対立候補を立てています」(関係者)
「ゴネ得」発言で国交相を辞任した中山成彬(65)は、勢いで引退表明したようだが、来年9月選挙なら、引退撤回するとみられている。
麻生首相の解散先送りで、何もかも狂い始めている自民党。末期症状を象徴している。
(日刊ゲンダイ2008年12月8日掲載)
2008/12/9 10:00 更新
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