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民主、経済対策「法案連発」戦略 効果は「?」 演出に限界【産経新聞
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081208-00000574-san-pol
12月8日19時40分配信
延長国会で民主党は独自の経済対策関連6法案を五月雨式に提出し、平成20年度補正予算案の提出を越年させた麻生政権との姿勢の「差」を浮き立たせる戦略を打ち出した。
しかし与党に衆院の多数を握られる中、これら法案が成立する公算はないうえ、議員立法ゆえに麻生太郎首相はじめ閣僚抜きの地味な審議に終始するのは避けられない。
世論をひきつけるだけの効果は望めず、民主党の自作自演による「究極の消化ゲーム」になる様相も呈している。(斉藤太郎)
民主党は3日、雇用や中小企業対策を柱とした独自の6法案を参院に次々と提出する方針を決めた。
「補正予算提出を見送った政府・与党の無策ぶりをあぶり出し、延長国会を民主党の国会にする」(同党中堅)という狙いだ。
民主党は新テロ対策特別措置法改正案と金融機能強化法改正案の参院での採決を「人質」にとり、麻生政権を延長国会に引きずり込んだ。
しかし、国民新党に背中を押される形で与党に日本郵政グループ各社の株式売却凍結法案を来週中に衆院で採決することを飲ませ、その引き換えに重要2法案の参院採決に応じる方向となった。
延長国会は一気に「自然休会状態になりかねない」(民主党幹部)というわけで、同党としては経済対策法案の連発で新たな見せ場をつくらざるを得なくなった事情がある。
しかし、対麻生政権攻撃の武器となるべき経済対策法案に対し党内には冷めた空気も漂う。
ある党幹部は「どうせ成立しない法案だ。インパクトは弱い」と語る。
議員立法のため民主党議員が与党議員らの質問に答弁に立つ構図となり「閣僚が出てこない法案審議なんて誰も注目しない」(国対幹部)という声も漏れる。NHKが審議を生中継することもない。
民主党の思惑について与党側も「パフォーマンスありき」(自民党中堅)とお見通しで、国会は来週後半以降、事実上の開店休業になるのは可能性が強い。
そこで民主党は、5日の衆院予算委員会での集中審議に続き、参院での10日の予算委の集中審議、15日の決算委員会を最後のとりでに据える。
国対幹部は「毎週1回、首相を攻め立て『無能ぶり』をさらけ出したい」とツメを研ぐが、政策の中身で勝負するより「敵失」に頼る体質は変わらない。
輿石東参院議員会長は4日の記者会見で、攻め手に欠く苦悩ぶりを吐露した。
「これをすれば首相が衆院を解散するというものがなかなかない。
私には戦略も戦術も知恵もないと言ったことがあるが、執行部がそんなことじゃダメじゃないかと党内で言われた」
最終更新:12月8日19時40分
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