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ネルソン・マンデラを思い出させてくれたオバマ次期米大統領(天木直人のブログ)
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投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 12 月 08 日 10:00:24: twUjz/PjYItws
 

http://www.amakiblog.com/archives/2008/12/07/#001276

2008年12月07日
ネルソン・マンデラを思い出させてくれたオバマ次期米大統領


 12月7日の朝日新聞にオバマ次期米国大統領についてのコラムがあった。

 ニューヨーク発 真鍋弘樹という記者の書いた「風」というコラムだ。

 それはいまはやりの、オバマ次期大統領に対するオマージュである。

 しかし、その中の次の言葉が私の目を釘付けにした。

 「・・・オバマ氏は、過去の(米国の)黒人政治家と明らかに異なる。それは決して怒りを表に出さないということだ。
 80年代に大統領選に挑戦したジェシー・ジャクソン師のように、公民権運動に連なる黒人政治家は激しい怒りを持ち、表明してきた。
 一方、オバマ氏はどんな場面でも決して声を荒げることはない。討論会でも、興奮して声がうわずるのは決まって、ライバルの白人政治家の方だった・・・
 「一つの米国」という理想を語り続ける「怒らない黒人」。そんなオバマ氏の姿勢は、(「奴隷の子孫」ではないことへの違和感を持ち、あるいは黒人大統領が実現するはずはないとあきらめ、当初オバマ氏から距離を置いていた)黒人有権者の共感を、最後は広く集めることになった。白人有権者の警戒心も解いていった・・・
 オバマ氏の勝利は、黒人を「怒り続ける宿命」から解放するきっかけとなるかもしれない。それは同時に白人を「人種差別の原罪」から解放することも意味する・・・」

 なんとも感動的な文章だ。

 この文章を見つけたとき、私は即座に民主南アフリカを誕生させたネルソン・マンデラの事を思い出した。

 彼は決して怒らない人であった。黒人政権を実現したあと、彼が最初にとった政策は、白人への懲罰ではなく、和解であった。

 白人政権に家族、親族を殺されていった黒人大衆は、当初そのマンデラを批判したが、最後は皆が彼の後について行った。

 何かと言えば人を批判し、声を荒げる欠陥人間の私にとっては、とても真似のできない事だ。

 おまけに私は、「弱者に許される唯一の抵抗は怒ることである」と勝手に思ってすぐ怒る。

 そんな私でも、やはりこの文章には感動する。納得する。

 オバマ氏にはマンデラの後を歩んでもらいたいと願う。

 

 

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