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結局、郵政民営化って何のためにやったんだっけ?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081128-00000006-rnijugo-pol
R2512月 2日(火) 12時 0分配信 / 国内 - 政治
小泉元首相の改革で最も印象に残っているものといえば、「郵政民営化」。解散総選挙を行うほどの大騒ぎになったものの、民営化以降の郵便局はいままでと特に変わっていないような…。イマイチ実感がわかないのですが、結局、何のために民営化をしようとしていたんでしたっけ?
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世界一の巨大銀行が誕生?
「ゆうちょ銀行」など“郵政”が民営化後の経営計画を発表(2006年9月14日号)
ゆうちょ銀行の総資産は約227兆円と国内トップのメガバンク三菱UFJフィナンシャル・グループ級の187兆円を軽く上回るのだ。また、かんぽ生命保険の総資産は約114兆円で、これまた国内トップの日本生命の約50兆円を大きく上回ってしまう。この2社は2011年までの上場を目指し、事業拡大にも挑む。銀行は中小企業融資や住宅ローン、カード事業など。生保は医療・介護保険など。これまではできなかった事業分野への進出を考えているというのだ。
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かつての日本郵政公社は、「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」「郵便局会社」「郵便事業会社」の4事業会社に分社化。郵政民営化って結局、事業拡大のためだったってこと?
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問題は郵政350兆円の行方
これが郵政改革の本質? 「財政投融資」とは何か(2005年9月1日)
郵政には、郵便貯金230兆円、さらには簡易保険120兆円、合わせて350兆円もの巨額の資金がある。国民が預けたこうしたお金はただ金庫で眠っているわけではない。かつては旧大蔵省に吸い上げられ、一般会計とは別の第2の予算として「特殊法人」などに流れていたのだ。これが、「財政投融資」である。典型的な例は、高額な工事費などが大問題になった道路公団だ。
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そうか。民営化は、国によって国民のお金が無駄遣いされるのを防ぐためだったんですね。
「ま、ボクは郵便局にお金を預けてなかったから関係ないんだ。ラッキー!」なんて言ってるそこのあなた、実は郵便局にお金を預けていなくても、知らないうちにボクらに負担がのしかかっているケースがあったんです。
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これでは公正な競争にはならない?
ヤマト運輸が提起する郵政事業の「隠れた国民負担」(2004年10月21日号)
もともと国営で行われていた郵便局の事業は、独占事業ならではの縛りがあった。民業を圧迫しないための事業の制限だ。ところが郵政民営化の流れの中で公社化されると、その縛りがゆるみ始める。国営ではなく公社なのだから、民間企業の分野に参入してもいいじゃないか、という発想である。しかし、郵政公社は税金を払っていないのだ。固定資産税も払っていなければ、法人税も払っていない。
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国営のころ、国民の税金によってまかなわれていた郵便局の払うべき税金の額は、なんと年間1兆円!? 確かに、民間企業なら税金を払って事業を運営するのに、郵便局はこれまで税金で「企業」のインフラを作り上げたわけだし、そのまま民間と同じ土俵で競争しようというのはさすがにムシが良すぎるような気も…。
小泉改革の目玉として誰もが知っているキーワード「郵政民営化」。民営化は国民にとって良かったのか、良くなかったのか。その答えは、株式上場を目指す2011年ごろまでには出ているのかも?
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
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