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スコープ 防戦首相 攻勢菅氏【東京新聞】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008120602000143.html
2008年12月6日 紙面から
五日の衆院予算委員会は、民主党の菅直人代表代行が雇用対策を盛り込んだ二〇〇八年度第二次補正予算案を今国会に出すよう麻生太郎首相に迫った。対する首相は年明けの通常国会に提出する、と防戦に追われた。首相の苦境が見て取れる論戦だった。 (清水俊介)
菅氏は「雇用対策の法案一本も出さないで、(第二次補正予算案も)一月まで先延ばし。政治空白じゃない。サボタージュだ」と、政府を厳しく攻撃した。
一週間前の党首討論で、小沢一郎代表が二次補正予算案の提出先送りを批判した際、首相は第一次補正予算で、年内の中小企業の資金繰りに対応できると反論した。
そこで菅氏は切り口を変え、雇用対策の緊急性を指摘して二次補正予算案の提出を迫った。
会期末までに提出する可能性が低いことは承知の上。出されなければ、「政府は無策だ」と印象付けられる。もし政府が提出に転じたら、二次補正予算案に盛り込まれた定額給付金を徹底追及できる−。菅氏にはこんな計算が働く。
次期衆院選をにらみ、対決姿勢を強める野党を相手に、ねじれ国会を乗り切ることは、並大抵のことではない。だからこそ、首相は菅氏の挑発にも「一月早々に提出するので、審議に応じ、採決していただきたい」とひたすら平身低頭を続けた。
ただ、野党が金融機能強化法案の採決日程になかなか応じなかったことを指して「国民が見たら、サボタージュはどっちか」とチクリとやったのが反論らしい反論だった。
与党が五日にまとめた雇用対策を基に、政府は対策を打ち出すが、今国会への関連法案提出を求められることを嫌ってか、首相は答弁では触れずじまいだった。
首相は基礎年金の国庫負担割合を二分の一に引き上げる時期をめぐって発言が迷走した。菅氏に「今日と明日と明後日とで発言が変わったら、国民はとてもこの首相の下で、日本は任せられないと思う」と攻撃材料を与えてしまった。
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