★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK56 > 524.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
基礎年金:首相発言また迷走 衆院予算委【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081206k0000m010136000c.html
衆院予算委で菅直人民主党代表代行の質問に答える麻生太郎首相=国会内で2008年12月5日午後1時57分、藤井太郎撮影 終盤国会のヤマ場とみられた5日の衆院予算委員会集中審議で、麻生太郎首相は、基礎年金の国庫負担割合の引き上げ時期を巡ってまた発言がぶれた。「来年度中」への先送りを容認した4日の発言について、民主党の菅直人代表代行から真意を追及された首相は「4月にやらないと言ったことはない」とかわそうとしたが、結局、修正に追い込まれた。【中田卓二、田中成之】
「中川財務相、これでいいんですね」。逃げ切りを図る首相に対し、菅氏は「閣内不一致」を狙って中川昭一財務・金融担当相と舛添要一厚生労働相にも見解をただした。両氏が4月引き上げを目指す考えを表明したことで、首相としても前日の発言を修正し、足並みをそろえざるを得なくなった。
「ぶれているという話にしたいのかもしれないが……」と、なお納得できない様子の首相に、菅氏は「首相の言うことが今日、明日、あさってで変わったら、国民は日本を任せられない」とたたみかけた。
ただ、基礎年金の国庫負担引き上げ問題を除けば、5日の首相は無難な答弁が目立った。時折、「麻生節」も復活させた。
菅氏との質疑でも、08年度第2次補正予算案の国会提出先送りで雇用対策が遅れると指摘されると、「(菅氏は)自分で経営をしたことがないから、そういうことを言われるのかな」と挑発。「法案1本出さないで、サボタージュではないか」と追及されても、「国民から見たら、参院の民主党のサボタージュとどっちかなと正直思う」と切り返した。
麻生節は失言と紙一重の危険をはらみ、この日も、社民党の保坂展人氏に答弁をさえぎられ、思わず「ガチャガチャ言わない。うるせえから」とつぶやくなど、際どい場面もあったが、大きな波乱はなかった。
菅氏の「成果」はあったものの、集中審議を求心力が衰えた首相を追い込む好機と位置付けていた民主党では「いまいちだった」(若手議員)などと失望の声も聞かれた。09年度予算編成方針や道路特定財源など政府・与党の迷走を突く質問はほとんどなかった。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK56掲示板
フォローアップ: