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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo04/day-20081204.html
2008-12-04
なんと豊洲移転技術会議の原島座長が首都大学東京の学長へ!
メール投稿分に後半に見解と関連記事へのリンクを追記しました。
民主主義国家の首都行政として、さらにまた話にならないお粗末ぶりですが、言わばこれで豊洲移転の新技術を検討する「技術会議」自体の中立性がおおっぴらに否定されたと捉える必要があります。
(ここから22:31分、メール投稿の暫定版です)
まだ出先にいますが、今日の豊洲新市場建設協議会(築地市場で開催)のことを
電話で少しうかがったのでまずはアップしたいと思います。
久々の東京都の公式発表が期待される、一般に会議日程と会議場所も公開された
動きであったため、メディア関係者も多くいらっしゃったとのことです。
ただ、東京都の説明は百年一日のごとく、豊洲に移転するぞするぞの一点張り
だったようです。
そのわりに新しい知見の発表はなかったようにもうかがっています。
わたしはまず、議題の3件め、なぜ元々の約束だった現地再整備ができないかの
理由がどう語られたかを聞いてびっくりしました。
いえ、「ぶっとんだ」と言ってもいいでしょう。
【以下、東京都からの説明の抜粋(伝聞)】
・地下鉄大江戸線が通っているから地下工事ができない
・水道管も通っているから工事できない
・工事のための種地がないから(ありますよ!)
・工事の間に近隣が渋滞するからダメ
いずれも現地再整備をコミットしていた時代から分かっていたことですし、
ただのへりくつでしかありません。
地下鉄の件やら水道管の件など、まったくお笑い種としか言えません。
大阪の市場が現地再整備できたという裏づけもあるのに、首都東京で
あるからして特別大変なのだと駄々をこねているわけですね。
そしてこの件がネット記事になっているかなと思って検索したら、代わりに
またまたトンデモないものを発見してしまいました。
「難しい汚染地域だから新技術が必要だね」、とイシハラ氏が主張したがために
わざわざその完全にインポッシブルなミッションのもと検討をしてきたらしい
(まだ結果を出していない。というより出しても突っ込みどころ満載でしょう)、
なぜかロボット工学の専門家を座長とする「技術会議」が非公開で行われていますが、
その座長たる原島センセイが、なんと首都大学東京(ある友人の表現を借りると
「クビ大」)の学長に納まるのだそうです!!
お友達人事でしょうか?
ご褒美人事でしょうか?
あるいは絶対に移転可能の証明をしろという圧力(脅し)人事でしょうか?
〜〜〜毎日.jp 2008/12/4
首都大学東京:次期学長に原島氏
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081205k0000m040030000c.html
首都大学東京は4日、次期学長に原島文雄・東京電機大教授(68)を内定したと発表した。任期は来年4月から4年間。四つの都立大を再編統合して05年4月に開学して以来、学長を務めてきた西沢潤一氏(82)は来年3月末の任期満了に伴い退任する。
原島氏は東京大生産技術研究所所長、都立科学技術大学長、東京電機大学長などを歴任し、ロボット工学の研究者として世界的に活躍。都が築地市場の移転を計画する豊洲地区(江東区)の土壌汚染問題で設けた技術会議の座長も務める。〜〜〜
(ここまでメール投稿です)ここから追記です。
もともとこの、「技術会議」という委員会の密室性と委員の人選の不透明性については、汚染状況を「調査」していた専門家会議に負けず劣らず、誰もが(イシハラ氏とその公私の身内を除いて)納得できないものでした。
以下のエントリーでは、専門家会議も技術会議もいずれも、不適切な人選に不透明な形で意思決定が委ねられていることを書きました。
2008-09-08
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10136669451.html
『専門家会議平田座長が受領していた企業寄付金とその時期(『論座』2007年12月号の記事)』ずっと引っかかっている、技術会議の座長がまったくの専門外から選ばれたことへの疑念と、その背景へのあらゆる憶測を超えて、現実のこのクビ大の学長人事は、もはや、原島座長自身が率いる技術会議が、東京都の恣意的な判断に対して独立した見解を表明できる能力がないことを東京都自身が示した、と断言できるでしょう。
つまり、身内からなる技術会議は、客観的な検証機関としての要件を満たしていないことがこれまで以上に明らかです。
この他にも東京都の環境政策での検討メンバー選定や、その討議内容には「疑わしい点」が多数あります。それはともあれ、当面の問題として、今日(12/4)の東京都の説明のように移転を強固に主張するのならば、専門家会議も技術会議も全てデータを無効と見なし(イシハラ都政のおかげでまた税金の無駄遣いと、生活への脅威と精神的被害が発生したということです!)、すべて白日の元で客観的な検討に改めて委ねるべきです。
〜〜〜
先日(9月末)の、日本科学者会議公害環境問題研究委員会の声明文も、豊洲への移転計画そのものや、技術会議といったものの根本からの問題を示すものとして重要です。
以下のエントリーにアップしたものを引用します。強調は引用者によります。
2008-09-17
『【転載希望】都庁で9月24日に豊洲新市場対策の中止の都知事要請行動(記者会見も開催)』から抜粋します。http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10140592358.html
声明:「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策工事に関する技術会議」の設置等について2008年9月24日
日本科学者会議公害環境問題研究委員会
東京都が委嘱した「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」(座長・平田健正和歌山大学システム工学部長ほか3名、以下、専門家会議)は、去る7月26日の第9回会議において最終報告書を確定、都に手渡した。同委員会は、これをもって所期の任務を終えたとして解散を決め、都は、この報告書の「一定の対策を実施すれば、移転しても危険はない」との内容に沿って、築地にある中央卸売市場の豊洲移転に向けて「豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議(座長・原島文雄東京電機大学未来科学部教授ほか5名)、以下、技術会議」なるものを設置して、非公開ベースのまま実務作業を強引に進めようとしている。
東京都は、専門家会議の報告書を、移転を容認する事実上のゴー・サインと受け止め、今後は非公開の技術会議で技術工法などの評価・検証を行うとしている。すなわち、専門家会議報告書の提出直後の8月1日に、技術会議の設置を発表し、8月18日〜9月26日に新技術等の公募、10月下旬には新技術等の選定を行うとする。この間、会議録などは、公平・公正な評価・検証を確保するため、評価・終了後に公開するという。
技術会議の委員は、環境・土木・情報処理の各分野から学識経験者5名を選定するというが、原島座長のみ公表で委員名は明らかにされていない。加えて原島座長はロボット工学が専門の電気工学者であり、専門分野の不適合性は否めない。また、石原知事の意向により、「なるべく低価格で短期間で実施できる新技術工法を選定するために設置された」という。
新技術とは、実績のないものであり、実効性に疑問が残る。低価格・短期間の技術工法も「安かろう、悪かろう」の実効性のないものになりかねない。さらに、専門家会議の提案する対策案は、莫大な費用がかかり、技術的困難を伴う「絵に描いた餅」のような対策案なので、新技術等は混迷を深めることが予想される。それをわずか3ヵ月もの短期間で公募・選定することは無謀としか言えない。このような都の強硬な姿勢は広範な都民の持つ不安と不信を助長するばかりで、何らの解決策にもつながらない。
私たちは、この事態を深く憂慮し、技術会議などの移転準備作業を直ちに中止するとともに、公正が担保される中立的な調査・研究組織を設けて、専門家会議による調査・対策案の不備を是正することを強く希望する。そのために新たな調査・研究組織は、委員の選定基準を事前に明らかにするとともに、広く学識経験者や都民の意見を聴取して委員を選定し、会議運営に当たっては、都民の生命・健康と安全に係わることなので、すべて公開する必要がある。東京都は、真の食の安全と都民の健康を保障し、かつ貴重な税金の無駄遣いを防ぐために、冒頭に示した私たちの希望を真摯に受け止め、誠意を持って技術会議の即時停止と、事態の本質的な解決に努力すべきである。私たちはそれらのことを、重ねてここに強く求めるものである。
右、声明する。
<以上>===
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