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慣れないことをするから、馬脚を現す。底の浅いパフォーマンスは空回りするだけだ。
先月30日夜、麻生首相は八重洲ブックセンター本店を訪れ、国際政治や外交に関する本を購入した。
今回、首相が買ったのは「強い日本への発想」(渡部昇一ほか)、「大暴落1929」(ガルブレイス)、「人物で読む現代日本外交史」(佐道明広ほか)、「日本はどれほどいい国か」(日下公人ほか)の4冊。お堅い本ばかりで、トータルでは1105ページに及ぶ分量だ。公務に高級バー通いにと、多忙な首相が読破するのは並大抵ではないだろう。
勉強熱心な首相は、1カ月前の11月1日にも八重洲ブックセンターに立ち寄り、4冊の本を購入している。その時に買ったのは「日本はどれほどいい国か」(日下公人ほか)、「大局を読む」(長谷川慶太郎)、「表象の戦後人物誌」(御厨貴)、「戦後政治体制の起源 吉田茂の『官邸主導』」(村井哲也)だった。
あれ? 「日本はどれほどいい国か」が重複している。すでに購入済みの本を今回また買ったのには、よほどの意味があるのか。
「読んで良かった本を人に差し上げるために購入したり、自分が読んでいる本をあげてしまって買い直したりといったことは、これまで多々ありました。本当に、たびたびです。同じ本を購入したのは、そういう事情だと思います」(麻生事務所)
う〜ん。なんだか苦しい言い訳だ。
「マスコミを引き連れての本屋訪問は、完全なプライベートではない。マンガだけでなく、書籍も読めることをアピールする目的のパフォーマンスです。それに、首相はこういう分野に興味があると示す狙いもあるので、どの本を選ぶか、あらかじめ決めているはず。同じ本を買ってしまったのは、リストを作った官邸秘書官の不手際でしょう。それにしても、首相自身も前回と同じ本だと気づかなかったのか。買っても読まずに積んでおく“ツン読”がバレちゃいましたね」(政治部記者)
難しい漢字はないから、まさかタイトルが読めなかったわけではないだろうが……。知的なところを見せるためのパフォーマンスで、かえって無学文盲ぶりを際立たせているのだから世話はない。
麻生マンガ官邸の迷走ぶりは末期的だ。
(日刊ゲンダイ2008年12月2日掲載)
2008/12/5 10:00 更新
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