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2008年12月04日
麻生も小沢も駄目だ、という民意は正しい
少し前の世論調査で、「誰が首相にふさわしいか」という問いに対して、麻生17%、小沢17%、に対しどちらでもないが60%という数字があった。
これを見た自民党関係者や自民党支持者は今度こそ麻生自民党は駄目だと嘆き、解散・総選挙前の新党結成の動きに慌てふためきだした。
その一方で、小沢一郎支持者や「何はともあれまず政権交代だ」と考える民主党支持者は、国民人気で麻生太郎にダブルスコアで負けていた小沢一郎がやっと麻生太郎と並んだ、これで確実に選挙に勝てる、と喜んで、口を開けば解散・総選挙を迫る。
いずれも誤りだ。
この世論が端的に示しているのは、麻生も小沢も駄目だという事なのである。
それはそうである。
今の国民は、余裕のある連中は政治なんかどうでもいいと思っている。「自分の生活は自分で守る」と考えて手を打っている。その一方で、明日の生活もままならない国民は、政治を考える余裕はない。それどころか何の助けにもならない政治など腹立たしい限りなのだ。
この日本の分裂、崩壊を一刻も早く立て直すこと、そのこと以外に、いま与野党の政治家が成すべき事は何もない。
新党の動きや大連立の動きがなぜ盛り上がらないか。
それは、それらの動きが民意とあまりにもかけ離れているからだ。
国民の心を揺さぶる動きではないからだ。
それらの動きが、既存の政党や政治家の、政権欲しさや生き残りのための動きでしかなく、それについて報じる政治報道が、そんな政治家たちともたれあっている業界報道になっているからだ。
今日(12月4日)発売の週刊文春12月11日号に「永田町の『裏切り』と『暗闘』」という特集記事がある。
その記事は、麻生首相が世論からも自民党からも見捨てられ、永田町は「麻生後」に向けて走り出した、という今はやりの記事であるが、その中に次のような注目すべきくだりがあった。
・・・麻生氏が空気を読めずにいる間に、民主党の小沢氏は「麻生後」を見据えた動きを見せている。選挙後の協力を考えてか、あえて本気で候補者を立てない選挙区があるというのだ。
「その選挙区は五つある。田中真紀子、亀井静香、江田憲司、平沼赳夫、渡辺喜美の地元です」(民主党担当記者)・・・
この記事が本当かどうかはもちろんわからない。しかし妙にうなづける。
そして、もしそれが本当であれば、今度こそ私は小沢一郎の民主党を見限る事になる。
考えても見るがいい。
ただでさえ旧社会党議員と松下政経塾出身議員を抱え込んだ哲学なき政党である。
これら5人がそれに加わるとすれば、分裂しないほうがおかしい。
小沢一郎はやはり保守大連立論者であり政界再編論者だ。
国民を裏切り続けた自公政権から、とにかく少しでも国民の為になる政権に交代して欲しい、そのためには何が何でも民主党に勝たせたい、そう純情に考えて小沢民主党に期待している善良な国民は裏切られる事になる。
私もその一人だ。しかしどれほど政権交代が必要であろうとも、譲れない最後の一線はある。
民意の60%はそれを教えてくれているのだ。
与野党を問わず、いまの政治家の中で、あらゆる政界再編、大連立を否定する、民意60%にストレートに訴える政治家が出てこないものか。
それが当選の最短距離であることにどうして気づかないのか。
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