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http://netallica.yahoo.co.jp/news/57096
「私と小沢代表の違いをはっきりできた」――麻生首相がこう自賛した党首討論。自民党の細田幹事長は「首相に軍配が上がった。圧勝だった」とおべんちゃらを言っていたが、周囲の評価は散々だ。与党内からも「小沢ペースで進んでしまった」「支持率アップはムリ」との嘆きが聞こえてくる。
●支持率の足を引っ張る
専門筋の評価も低い。政治評論家の小林吉弥氏は、「これが相撲なら、無気力相撲で厳重注意されておかしくない。それぐらい見どころがなかったが、『年内に2次補正を出さないなら、12月に解散・総選挙をやれる』という小沢代表の方が筋が通っていた。麻生首相に失望感を抱いた国民は多く、支持率の足を引っ張る可能性は高い」と言う。
麻生首相にとって、党首討論は待ちに待っていた晴れ舞台。秋葉原のオタクを喜ばせた自慢のしゃべりで小沢代表を圧倒するはずだった。
それなのに、分からないものである。「政治空白はつくれない」「100年に一度の金融災害対応に世界中が必死になっている」と必死に釈明したが、経済優先と言いながら年内は2次補正を出さない矛盾は解消できず、小沢代表の「正論」を崩せなかった。
最後はもうシドロモドロで、「答弁なり、私からの意見に代えさせていただきます」と結婚式のスピーチのように締めくくっていた。
「麻生首相の発信力が小沢代表より勝っているわけではない、ということが証明されました。麻生首相は弁舌さわやかで変幻自在な答弁ができると自負。党首討論でポイントを稼げると計算していた。ところが、実際にやってみると、同じ説明を繰り返すだけ。『年内は1次補正で対応できる』と言うだけでなく、例えば『2次補正は本予算と合わせて15カ月予算と考えている』とも説明できたはず。言葉や表現を変えられないようでは、ポイントを稼げません」(政治評論家・浅川博忠氏)
世論調査で「麻生か小沢か」を聞けば、これまでは麻生首相が上だった。それが逆転される日も近そうだ。
(日刊ゲンダイ2008年11月29日掲載)
2008/12/2 10:00 更新
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