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http://netallica.yahoo.co.jp/news/56768
ついに出た“阿呆”太郎という週刊誌の見出し
2008/11/29 10:00
●マトモなアタマの持ち主なら恥ずかしくて表を出歩くこともできないはずだが…
こうなると本当に「バカ殿」扱いだ。漢字が読めない首相のために、官房副長官や首相秘書官が、その都度間違いを指摘して、大きく報道されないようにすることを決めたという。こんなバカに首相をやらせていていいのか。
APECでの麻生首相の会見(23日)はお笑いだった。記者団とのやりとりで、首相が「1929年のいわゆる『ブラックマンデー』でしたっけ……」と口にすると、すかさず事務方が「恐慌!」と声を上げ、首相が「恐慌」と言い直した。
随行団は、会見の前日に「言葉遣いを間違わないようにゆっくりしゃべってもらう」「間違ったら周囲がすかさずフォローする」という失言対策を確認したらしい。
この先、国内でも官房副長官や秘書官が“お直し係”としてつきっきりでお世話するという。
麻生首相のバカぶりは度を越している。「踏襲(ふしゅう)」「頻繁(はんざつ)」「未曽有(みぞゆう)」とあれだけ漢字の間違いを連発すれば、少しは気をつけるのが当然なのに、刺された厚労省元次官の夫人について「カイガ(怪我)をされた奥さんの回復を……」と平然と話しているのだから、ハンパじゃない。いくらなんでも、ケガをカイガはないだろう。カイガじゃ日本語として通じない。まあ、麻生首相では怪我は読めないか。
とうとう、週刊誌は「マンガ脳政権」(週刊朝日)、「阿呆太郎」(サンデー毎日)というタイトルをつけはじめた。
サンデー毎日の記事では、自民党の若手議員たちがボロクソに批判している。「漢字だけじゃなく、庶民の感覚が読めてない」(後藤田正純)、「ブレブレ首相が世の中をかく乱している」(渡辺喜美)、「解散先延ばしのツケがこの無責任政治だ」(平沢勝栄)と、言いたい放題だ。
ここまで日本中からバカ呼ばわりされたら、マトモな神経だったら、恥ずかしくて外も歩けないはずだ。
「麻生首相が最悪なのは、傲慢なところです。あれだけ漢字の間違いを連発したら、普通なら恥じ入るとか、謙虚になるものです。ところが、首相は『単なる読み違い』と居直っている。ホテル通いを批判されてもやめない。首相には国民の声に耳を傾けるという姿勢が見られません。カネはありますから、と金持ちぶりを鼻にかけたり、いつも『上から目線』です。これでは首相として資質を問われても仕方ないでしょう」(立正大教授・金子勝氏=憲法)
文芸評論家の野口武彦氏が、「中央公論」12月号に「政体の末期に人材が払底するのはなぜか」という論文を寄稿しているが、自民党に人材がいないのなら、潔く下野すべきだ。
(日刊ゲンダイ2008年11月26日掲載)
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