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(回答先: 「綸言汗の如し」――麻生vs小沢 党首討論(H20.11.28)記録 投稿者 肥筑 日時 2008 年 11 月 28 日 21:05:54)
攻める小沢氏Vs「防戦」麻生首相=党首対決、与党に落胆の声【時事通信】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008112801070
今国会最大の見せ場となった28日の党首討論は、「衆院解散」と「2008年度第2次補正予算案」の2大テーマで攻め続けた小沢一郎民主党代表に、麻生太郎首相が防戦を強いられる展開となった。
党首対決を反転攻勢の足掛かりにすることを狙っていた与党からは落胆の声が上がり、首相は一層の求心力低下に陥りかねない状況だ。
「(06年4月に)代表になって、3人の首相にお祝いを申し上げた。近いうちに4人目の首相にお祝い申し上げなければならないのではと心配している」。小沢氏が開口一番発した言葉は、政策課題をめぐる発言のぶれや失言で「資質」さえ疑問視する声もある首相への痛烈な皮肉だった。
小沢氏はこの日の討論に備え、衆院選対策のため26日から2泊3日を予定していた九州出張を日帰りに短縮するなどして、入念に準備を重ねた。
「筋道の通らない、国民に対する背信行為だ」。
最初に2次補正の扱いを取り上げた小沢氏は、税収見込みの減額修正に時間がかかることなどを理由に今国会提出を見送った首相を激しく批判。
首相が「年内は1次補正で対応できる」と反論すると、衆院選よりも景気対策を優先するとしてきた首相のこれまでの発言との矛盾を突く戦法で、今国会提出を執拗(しつよう)に迫った。
一方、首相は定額給付金や道路特定財源、日本郵政株売却をめぐる発言の「迷走」に加え、「(医師は)社会的常識が欠落している人が多い」など失言の連発で、与党からも厳しい視線を向けられている。
その反省から、首相は「小沢氏を挑発しない。政党間協議を呼び掛ける目的で討論する」(周辺)と、いつもの「麻生節」を封印して臨んだ。
しかし、「安全運転に気を遣い過ぎた」(自民党麻生派中堅)ためか、討論では「直球勝負」の小沢氏に押されっ放し。
衆院解散についても、首相は就任直後にいったんは踏み切る意向を固めていたことを認めた一方で、「(英国でも)ブレア前首相からブラウン首相に代わって、まだ1回も選挙をやっていない」と苦しい答弁に追われた。
小沢氏は「2年半のうちに3人の首相がころころ代わって選挙もしない例は聞いたことがない」と切り返し、12月中の解散断行を求めた。
もともと「選挙の顔」を期待され、自らも党首対決に自信を持つとされた首相だが、初討論を聞いた自民党内からは「言葉多く細かくしゃべった首相より、簡単な言葉で話した小沢氏の方が説得力があった」(若手)「このまま追い込まれ解散か」(町村派幹部)と失望の声が相次いだ。
細田博之幹事長こそ「首相の圧勝」と記者団に強がったが、首相官邸サイドも「完敗だ」と認めざるを得なかった。
首相は28日夜、記者団に「小沢氏が(予算)審議に協力すると言ってくださったことは大変ありがたい」と殊勝にコメント。
これに対し、小沢氏は記者会見で「こんなちゃらんぽらんな、無責任な、いいかげんな政治がいつまでも国民に許容されるとは思わない」と語り、対決姿勢を一段と強めた。
ただ、「小沢氏優勢」だったこの日の討論を受けて、与党内ではこれまで以上に解散に慎重な空気が広がることが予想される。
民主党にしても首相を早期解散に追い込む展望は描けておらず、幹部の1人は「誰か麻生に解散させるいい方法があったら教えてくれよ」とぼやいた。(了)(2008/11/28-22:13)
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