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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20081220-442094.html
麻生“放言”内閣の支持率ついに10%台
麻生内閣の支持率が、ついに20%を割り込んだ。時事通信社が19日、ウェブサイト上で報じた世論調査(今月12〜15日実施)で、内閣支持率は16・7%まで下落、公に発表された数字としては初めて10%なかばまで落ち込んだ。前月比マイナス22・1ポイントの大幅減で、不支持率は逆に28・2ポイントも増え64・7%になった。
今月の各社調査では、「危険水域」の3割を切る20%台前半の数字が多かったが、「レッドカード」とされる2割を割り、有権者の麻生離れに歯止めがかからない実態が浮き彫りになった。今月24日、内閣発足3カ月を迎えるが、失速状態は止まらず、明るい材料が見つからないままの年越しとなりそうだ。麻生氏は支持率急落について、記者団に「私への評価だと思って厳しく受け止め、かつ真摯(しんし)にその話をきかなきゃいかんと思っている」と述べた。
一方で、“反転攻勢”への動きも。渋谷区の私邸から官邸まで通勤する麻生氏が、来年1月上旬にも官邸隣の公邸へ引っ越すと首相周辺が19日、明かした。麻生氏はこれまで、公邸入りは「衆院選後」としてきたが、年明けの通常国会で08年度第2次補正予算案、09年度予算案審議を控え、国会対応に専念できる環境が必要と判断した。公邸入りについて「前言を撤回したとか、支持率急落で公邸に入ったと批判される」と難色を示してきたが、職住接近による臨戦態勢でなければ通常国会を乗り切れないと思い至ったようだ。
[2008年12月20日7時44分 紙面から]
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