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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo04/day-20081218.html
2008-12-18
週刊ダイヤモンドで銀行危険度ワースト1の新銀行東京(内部告発者へのいじめ内容を週刊金曜日から)
今週発売されている週刊ダイヤモンドの特集「銀行・証券 氷結!」という特集で、記事の筆頭かつ経営危険度ワースト1に挙げられているのが、かの「新銀行東京」です。
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週刊ダイヤモンド 2008年12月20日号 目次http://dw.diamond.ne.jp/number/081220/index.html
銀行・証券 氷結!
三重苦に襲われる金融機関の断末魔
世界的な金融危機を受けて、株安、不良債権、収益源の先細りという三重苦に金融機関が喘いでいる。衰退する地方経済と運命を共にする地銀だけでなく、大手行も一転して苦境に立たされている。赤字続出の証券会社も含め、凍りつく金融機関の今を追った。
Part 1全国117銀行の経営危険度
* 再建のメドが立たない新銀行東京 自己資本が薄い地銀も崖っ縁
* 自己資本のかさ上げが続出! 「時価会計一部緩和」のまやかしPart 2地域経済と一蓮托生 生死の縁に立つ地銀
* 地銀最大規模の赤字を出した宮崎銀行を追い込む不良債権
* Map各地で火種がくすぶる 全国金融危機マップ
* 全国縦断激戦地レポート
* 北海道 地銀トップの利益で「ほくほく」 「札幌北洋」は積極策があだ
* Interview 北洋銀行頭取●横内龍三
* 東北 「荘内」と「北都」の越境統合で現実味を増す大再編の行方
* 北陸 「福邦銀行」を苦境に追い込んだ福井コンピュータ創業者の誤算
* 北関東 株価が“30円”でも本部移転 株主の不満高まる関東つくば
* 大阪 周辺地銀、大手銀行の攻勢でくすぶる再編の火種
* Interview 関西アーバン銀行会長●伊藤忠彦
* Column 業種を絞り専門家集団を結成 京都銀行の貸出シェア向上作戦
* 九州 先駆けともてはやされたふくおかFGの前途多難
* Interview 財務・金融担当相●中川昭一Part 3市場混乱で大打撃 迷走する金融機関
* 新銀行東京 再建計画終了後に清算の可能性 存在意義なき“石原銀行”の窮状
* Interview 参議院議員(民主党金融対策チーム座長)●大塚耕平
* 日本振興銀行 最高益更新を下支えする商工ローンからの債権買い取り
* Interview 衆議院議員●平 将明
* Interview北洋銀行頭取●横内龍三
* 大手銀行 欧米金融機関への出資から一転 大幅減益で自らも苦境に陥る
* 農林中央金庫 含み損は1.5兆円以上か? 1兆円増資でも厳しい財務内容
* 新生・あおぞら銀行 共に中間期は最終赤字に転落 揺らぐ旧長信銀の存在意義
* Interview 新生銀行会長兼社長●八城政基Part 4追い詰められる信金・信組
* 中小零細の“最後の貸し手”もダブルパンチで赤字急増
Part 5底が見えない! 凍りつく証券業界
* 廃業、売却は必至 株安で上がる中小証券の悲鳴
* 43社のうち過半数が中間赤字! 業界全体に横たわる環境悪化
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この新銀行問題に関する記事の一部を画像でアップします。
これが特集記事全体の最初のページです。
(新銀行東京特集でなく「銀行・証券」特集ですが、最初がこの内容この写真です)
群を抜いて低い収益率と不況対応力。
健全性で表面を糊塗しようと、事業を抑さえに抑えて、しかし収益力と不況対応力(詳細規定はダイヤモンドが独自に算定したもので、いずれも複数の指標を組み合わせています)は、特に新銀行東京に不利な結果をもたらすような調整など当然されていないにもかかわらず、他のワーストにランクされている銀行の1桁、2桁も低い値をたたき出しています。
つまりは銀行としての機能を止めて、数値をデコレーションして、そして公的資金注入を申請すれば悪行も表ざたになることをひたすら恐れてやせ我慢をして、もしこれで今後イシハラ都知事に何かあったら(途中辞任など)、あれはどうしてもイシハラ氏がやりたいと言ったことだからと、平気で公的資金の申請に回ることも想像されます。
ともかく、銀行としての経営・財務状況だけでなく、モラル崩壊のすさまじさがこの1冊からよく分かります。
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こんな状況の新銀行東京に、元行員の方が内情を告発したところ「鬼畜訴訟」をされたということを2つ前のエントリーで書きました。
2008-12-15
『MyNewsJapanの第一回「日本鬼畜訴訟大賞」の第2位(「極悪賞」)は新銀行東京とのことです』
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10178189647.html
このTV出演や週刊誌の取材に応じた内部告発者への異常ないじめの実態が、週刊金曜日の2008年11月21日号に仔細に書かれています。
(見出しはネットの雑誌店より。公式サイトでこの号の見出しを見つけられませんでした)
http://www.fujisan.co.jp/Product/5723/b/219858/
赤字にした記事からの一部転載です。以下、伏字は引用者によります週刊金曜日 11月21日号
石原都知事の銀行ごっこ
1400億円はムダだ!
流出した融資先リストの中身(古川琢也+本誌取材班)
“口利き”政治家と石原知事特別秘書の弁明
不正融資と経営難で揺れる新銀行東京。
流出した融資先リストを基にした本誌の調査で、
その闇の深さがさらに浮き彫りに。
一向に責任を認めようとしない石原慎太郎都知事だが……
東京都が大株主
“都立銀行”の公益性はどこに
「石原銀行」の言論弾圧訴訟(平井 康嗣)
対決国会! 政策通民主党議員にインタビュー
金融機能強化法を濫用させるな(横田 一)
パナソニックの正体4(安田浩一)
致死商品でも咎めなし?
セブン‐イレブンの正体(古川琢也)
労働争議絶えない弁当製造工場の内側
境界線上を走れ1 洪敬義(写真・佐藤類 文・藤井誠二)
身をもって味わう「差別」――高校3年で訪れた人生の岐路
東京都が大株主 “都立銀行”の公益性はどこに
「石原銀行」の言論弾圧訴訟(平井 康嗣)2004年に誕生した新銀行東京は、即戦力となる経験者を雇用してきた。○○さんもその一人である。しかし○○さんは職場で突然はじまった「嫌がらせ」により、退職に追い込まれた。しかも今、同行から訴えられているのだ。
(略)
そのような状況で、公益性の高い証言をしていた人物が、新銀行東京の元行員○○○さん(40歳)である。だが、その○○さんは現在、新銀行東京を相手に二つの訴訟を抱えることになってしまった。
銀行側代理人は監査委メンバーの事務所
一つは新銀行東京と津島代表執行役から起こされた損害賠償請求等事件である
(略)
これまで○○氏はテレビ朝日系「サンデープロジェクト」(6月8日放送)や「週刊現代」などに実名で登場して、同銀行の腐敗ぶりを裏付けるような証言をしてきた。これに対し新銀行東京は8月4日、情報漏洩などを理由に○○氏に1320万円の支払いを求める訴訟を起こしてきたのだ。
裁判の請求要旨は、「事業計画ブリーフィングメモ」と録音テープの返還、および、発言の差し止め、損害賠償である。だが、「発言内容の真偽はさておき」と、なぜか○○氏の発言について具体的に争わないなど、訴状の中身は曖昧で急ごしらえの印象を受ける代物だ。
(略)
○○氏が銀行をすべてを把握しているわけもないのだが、訴訟の狙いは、新銀行の内側や石原ファミリーに関する口利き疑惑に関してこれ以上話されることを防ぐための、”言論弾圧”が目的だと思われても仕方がないだろう。実際、この狙い撃ち訴訟は○○氏やメディアの言論活動に萎縮効果を招いている。本誌も○○氏や代理人からはこの裁判に関するコメントはもらえない状態である。
実際、新銀行東京の代表者は元東京都港湾局長だった津島隆一氏。新銀行東京は東京都が大株主であるとという意味だけでなく、経営陣を見ても、その実体が”都立銀行”に近い。今回の訴訟は東京都民が大いに関心があるだろう新銀行の内情について知る権利を奪っている。
一方、新銀行東京は経営刷新のため取締役決議によって今年6月に「経営監視委員会」という第三者機関を設立した。三人で構成される委員の一人に牛島信氏という弁護士がいる。この牛島氏こそ新銀行の代理人となり、○○氏を訴えている牛島総合法律事務所の代表者なのである。
新銀行の本来的なスポンサーである都民の側に立って、真理を究明するべき第三者機関の委員が、都民のために証言した人物を追及する側にたつ矛盾。ちなみに牛島氏は本誌10月10日号で暴力団との関係を株主から追及されたエイベックス・ホールディングスの社外取締役も務めるなどの企業防衛の「プロ」である。
(略)
「主婦のような仕事をやってもらう」
9月17日、○○氏は原告として、津島代表執行役ら幹部6人を相手取り、モビング(職場での集団的ないびり・虐待を受けて退職に追い込まれたとして慰謝料約6750万円の損害賠償訴訟を東京地裁に起こした。これがもう一つの裁判だ。
「モビング」とは、上司が部下に対して職務上の権力を行使するパワハラとは異なり、職場での集団継続的ないびりや精神的虐待を指す。
銀行関係者のモビングによって○○氏は心身ともに疲弊し、一時は大量の睡眠薬を服用して、自殺未遂までしている。その結果、退職を余儀なくされた。この裁判の代理人を務める笠原健司弁護士は「銀行側は○○氏を解雇した場合、真正面から争っても勝てないと判断したから、いじめを繰り返したのではないか」と「モビング」の理由を分析する。
(略)
正社員になってからも、上司が私の席の真後ろにきて、大声で喋ったり、嫌がらせをするようになりました。電話の上げ下げもいちいち注意されました。パソコンで打っていたデータが全部消されたこともあります。会ったこともない女性へのセクハラ発言をでっちあげられて懲罰委員会にかけられたこともあります。あることないこと言われて人事の評価は最低でした。
「きみには主婦のような仕事をやってもらう」といわれて、経営企画室から総務課に異動させられました。そこで一日中お茶くみや郵便物配布、看板ふきを、経営者による職務命令で行っていました。
(略)
いじめの内容の尋常でない様子に驚きます。
主婦のような仕事、という言葉遣いに、まさにこの企業の体質が現れていると思います。
あらゆる意味で、差別的な行動を意に介さない職場であることが分かります。
組織にとって社員の見方はそれぞれ(評価や便利・不都合など)ですがそんなことがいじめの理由になろうはずはありません(最低限の普通さをもった組織なら)。
上のやり方が人の道に外れていることは明らかです。
体調不良が続くこの方は、街頭で、この問題を訴える活動をされているそうです。貯金も裁判で消えたそうです。
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