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「もうすぐホームレス」と書いた看板にはさまれたサンドイッチマン姿で仕事を求めるナウローキーさん=ニューヨークのグランドセントラル駅前で2008年12月15日、小倉孝保撮影
解雇:「もうすぐホームレス」…元管理職、NY街頭で求職
【ニューヨーク小倉孝保】米国の雇用状況が悪化する中、玩具会社管理職を解雇されたポール・ナウローキーさん(59)は、サンドイッチマン姿でニューヨークの街に立ち、自分を雇うよう呼びかけている。胸と背中の看板には、「もうすぐホームレス」の文字。元ホワイトカラー(事務職)のなりふり構わぬ「就職活動」姿が、この国の深刻な経済状況を反映している。
ナウローキーさんは現在、ニューヨーク郊外の自宅から週3日、市中心部まで通い、朝夕のラッシュ時に各約2時間、サンドイッチマン姿になる。「フルタイムの仕事を希望。管理職の経験あり」と書いた看板で体をはさみ、ビラも配る。
解雇されたのは今年2月。自治体の職業案内に登録し約7000社に履歴書を送ったが、反応はなかった。
雇用保険の給付は週405ドル(3万6450円)。収入は会社員時代(年収約10万ドル)の約2割で、自宅ローン(月1600ドル)の支払いで消える。蓄えでやりくりするが、妻と大学を卒業したばかりの長女を抱え、ホームレスになりかねないと11月7日から街頭での就職活動を始めた。当初、ビラ配りだけを考えていたが、長女から「サンドイッチマンの方が目立つ」とアドバイスされた。
通行人からは「自分も解雇された」と声が掛かる。「私を見た多くの人は、この国がいかに深刻な状況にあるか確認している」と語る。最近、企業から反応があり15日、解雇後初の面接を受けた。
米労働省が先日、発表した11月の全米の雇用統計によると、失業率は6.7%で93年10月(6.8%)以来の高水準になっている。
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毎日新聞 2008年12月17日 12時35分(最終更新 12月17日 12時49分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20081217k0000e030053000c.html
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