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田母神ごときにトドメを刺せない民主党の弱腰
2008/11/15 10:00
●退職金返納の質問もなし
侵略戦争を正当化する論文で更迭された田母神俊雄・前航空幕僚長(60)の参考人招致。政府見解を逸脱した空自トップの弁明は国民の重大な関心事だったし、与野党の政治家がどうカタをつけるのか注目された。
その期待は完全に裏切られた。質問の大半は浜田防衛相に向けられ、“主役”の田母神氏は手持ちぶさた。発言の機会を求めた挙手も無視され、退屈そうに足を組んで座っていた。
自民の質問が箸にも棒にも掛からないのはいつものこと。ところが、今回は民主も腰引けだったから呆れてしまう。
トップバッターの浅尾慶一郎議員こそ、懸賞論文の主催者であるアパグループからの資金供与や、自らの更迭劇をどう受け止めているか、田母神氏本人にぶつけていた。ところが、次に質問した犬塚直史議員は、懲戒手続きに入らなかった理由について、何度も何度も浜田大臣に聞くばかり。参考人を呼ばなくてもできる質問で持ち時間の30分を浪費した。
「あまり切り込むと返り血を浴びる恐れがあり、民主も及び腰なのです。鳩山由紀夫幹事長夫妻はアパ代表の自宅で開かれる『日本を語るワインの会』で田母神氏と同席しているし、懸賞論文の表彰式は森と安倍の両元首相に加え、羽田元首相も発起人を依頼されていた。田母神氏が何を話すかヒヤヒヤで、NHKに対するTV中継の要請も与野党一致で見送ったほどです」(政界関係者)
6000万円にのぼる退職金の問題も、民主、自民のあとで質問に立った公明・浜田昌良議員が「一部でも返納する気はないか」と迫るまで取り上げられなかった。委員会終了後、田母神氏はまたも「村山談話は言論弾圧の道具」と言い放った。民主の弱腰が、政府見解を屁とも思わないモンスターを増長させている。
(日刊ゲンダイ2008年11月12日掲載)
2008/11/15 10:00 更新
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