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2008年 11月 14日
安保・全共闘時代の東京都公安条例はもはや不要
アルルの男・ヒロシです。
麻生太郎の自宅を左翼活動家たちが「見学」しようとして、渋谷のセンター街を練り歩いた際に、公安警察と思われる刑事に逮捕されるという事件があった。
これに対して、鈴木宗男や亀井静香両衆議院議員らが、逮捕に問題があったのではないかとする記者会見が開かれたという。これは「日刊サイゾー」の記事。
(引用開始)
「麻生邸逮捕事件」亀井静香、鈴木宗男からも「異議あり!」の声
(日刊サイゾー - 11月14日 08:10)
13日、衆議院第一議員会館にて、「麻生邸拝見リアリティツアーの警察による強権的な逮捕を検証する!」と題したシンポジウムが開かれた。
事の発端である「麻生邸拝見リアリティツアー」とは、東京都渋谷区にある麻生首相の豪邸を見学し、そのような豪邸に住む人間が、貧困や格差問題を解決できるのか? を考えようという趣旨の集まり。先月26日に開催された「反戦と抵抗の祭り」のプレ企画として催されたものだ。インターネットなどで呼びかけが行われ、当日は約50人ほどが集まったが、集合場所である渋谷のハチ公前から、麻生邸へと移動を開始してまもなく、参加者3名が、東京都公安条例違反(無届けデモ)と公務執行妨害で逮捕された。
その後、その一部始終が撮影された動画がYouTube等に公開され(動画へのリンクはこちらから)、ネット上でも「届出をせずに、実質的にデモ行為をしているのだから逮捕は当然」「デモではない。逮捕はやりすぎ」など、賛否両論を巻き起こしている。 (中略)
鈴木宗男氏は「映像から見る限り、公安と思しき人が自分から仕掛けているでしょう。現場の警察官は真面目にやっているが、この一握りの間違った判断のために警察全体の信用が落とされるというのはいけない。これで公務執行妨害というのは、やり過ぎでしょう。それと、若者が格差に問題意識を持つために豪邸を観にいこうという話は、あっていいと思います。私は7年前、建売の貧弱な自宅だけど、写真をパシャパシャ撮っていかれましたよ」と語った。(後略)
http://www.cyzo.com/2008/11/post_1192.html
(引用終わり)
この動画を見たが、なるほど公安警察と思われる刑事は「公妨(公務執行妨害)だ!」と叫んで、路上で左翼活動家の男性を拘束している。警察官もこうなってはやむをえないとばかりに拘束している。こういうのを昔は「転び公妨」と呼んだらしい。
このデモの是非を巡って、届け出が必要だのにしなかったから、逮捕は問題ないとするネットオタクの意見がある。ニコニコ動画などでもそういう人の声が強い。
しかし、逮捕の根拠となったのは東京都公安条例という、左翼の安保全共闘が強く、本当に通行妨害があったりして大変だったときの遺物である。デモに届けが必要というのは、憲法の「公共の福祉」の規定に照らしても、どの程度適当であるかは私はかなり疑問であると思う。
もっといえば、「公安警察自体がものすごくやることが無くて暇なのではないか」という疑問が生まれる。かつてのような極左も無くなり、右翼も飼い慣らして体制寄りにしてしまったし、オウム事件も収まったので、暇でしようがないので、予算の確保やら実績を作るために必死なのだろう。
しかし、公務員のリストラを唱える与野党も警察や公安の数を減らせ、とはあまり言わない。そこまでアタマが周らないのかも知れないが、日本の治安は決して悪くない。
前にも書いたが、自転車の無灯火で警官が偉そうに「ちょっと待て」とばかりに善良な通行人を立ち止まらせて良いものだろうか。
警察官の減員をどうするかはともかく、死文化した条例や法律を傘に権力を振るう公務員が多すぎるように思う。都の公安条例はその一つだろう。
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