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「987」 冒頭おしらせ。先の10.18講演会のDVD『「恐慌前夜」と世界の大局のつかみ方』がもうすぐ販売されます。2008.11.10 バラク・オバマ米新大統領の当選を祝う。彼の前途の多難を憂い、そしてそれを克服してゆく私たち人類に幸いあれ。副島隆彦 2008.11.7
(冒頭加筆ここから)
副島隆彦を囲む会、須藤です。今日は2008年11月10日です。
先日2008年10月10日(土)に開催しました、「副島隆彦を囲む会」主催定例会で副島隆彦先生の講演を収録したDVDの、マスターが出来上がりました。タイトルは『「恐慌前夜」と世界の大局のつかみ方』です。
商品として発送できるのは11月13日(木)以降になりますが、待ちきれない方のために、今からご予約を承ります。お申込みは、以下のページ↓から、宜しくお願いします。
http://soejima.to/cgi-bin/video/video.htm
・新作DVDの表紙画像
(冒頭加筆おわり)
オバマ当選翌日のワシントンポスト紙面(記念版)
副島隆彦です。 今日は、2008年11月6日です。
私は、急いで、バラク・オバマがアメリカの新大統領になったことについての私の論評をここに書きます。
昨日は、私も大統領選挙の開票の様子を時間を見つけてテレビで見ていました。バラク・オバマが自分の地盤のイリノイ州の大都市シカゴ( Chicago を、「チカガ」と発声するのがシカゴの地元民のようだ)での当選祝賀演説をするのを見た。昨日(5日)の午後3時頃(日本時間)だ。ということは現地時間では夜の1時ごろではないか。多くの、8万人もの人がシカゴのコンベンションセンター前の広場にオバマ当選を祝うために集まっていたといことだ。すでに午後1時には、選挙人(イレクター)獲得数で過半数の270人を超した。 今も、残りの中西部(ミッドウエスト)の諸州の開票が進んでいる最中だろう。
上院議員(セネター)選挙でも、100人のうち60議席近くを、民主党が勝ち取るようだ。下院議会(ザ・ハウス)の議員(コングレスマン)選挙でも、民主党が圧倒的に強いようだ。
私、副島隆彦は、バラク・オバマ Barack Obama の米大統領への当選を、世界民衆と共に、ひとまず祝いたいと思う。それは、彼以外の人間が大統領だったら、アメリカは、即座に官僚統制による、金融統制と、産業統制の、人権無視の統制国家になってしまうだろうことが危惧されたからだ。
それと、シカゴでのオバマの演説を聞いていたら、彼の人間的な真剣さと、真面目さが滲(にぎ)み出ていたからだ。オバマはもしかしたら、本気でアメリカ改革をやろうとしているのかもしれない。 それは、彼自身にとって危険だ。
オバマが、本当に自分を、トマス・ジェファーソンたち「偉大なるアメリカの建国の父たち(the Founding Fathers ファインディング・ファーザーズ)」や、リンカーンと同じような理想家としての大統領を目指すかもしれない。アメリカ独立革命戦争を戦い抜いて、建国した父たちは、「アメリカ人民( people ピープル。これには特権階級と富豪たちは入らない)の権利を国家は絶対に侵害しない。侵害してはいけない」ということを自分たちの思想の原理にした人々だ。
リンカーンは、悲惨な南北戦争(ザ・シビル・ウォー)を指導した大統領だから、徴兵令(ドラフト、兵隊に引っ張ること)を導入して人権侵害をした大統領(初期の共和党。まだ米民主党は現れていない。NYのタマニー党などだ)だが、彼こそは、ニューヨークの金融財界人に抗(あらが)い、アメリカ国民(人民)の権利を擁護した偉大な指導者だ。だから、彼は、「(隠れた特権層の大富豪たちによる政治ではなくて)人民の、人民による、人民のための政治体制 (オブ・ザ・ピープル、バイ・ザ・ピープル、フォー・ザ・ピープル、politics of the people , by the people , for the poeple )・・・ は、この地上から消え去ることは無い」と、あのゲチスバーグ演説をしたのだ。
そして、この演説の後、リンカーンは、NYの金融財界人たちから、「どうもあいつは、私たちの言うことを聞かなくなっているようだ」と判断されて、それで、暗殺された(1865年4月15日)のである。これが、アメリカ合衆国史の真実だ。 こういうことを、私、副島隆彦が、日本国民に教えなければ、一体、他の誰が、本当の本当のことを書いて知らせるというのか!
そしてオバマが、JFK(ジャック・ケネディ)を目指すというのなら、彼には多くの困難と危険が付きまとうだろう。
オバマは、私が、ずっと書いてきたとおり、ニューヨークの金融財界人たち(その頭目が、デイヴィッド・ロックフェラー、93歳)が、あらかじめ首実験(くびじっけん)をして、選んで抜擢して、次の大統領にする、と4年前に決めた人物だ。だからオバマは、頭は優秀だから、自分がどんなに不愉快でも、彼らの言うことを聞かなければならないのだ。
次の米大統領は、共和党から民主党の大統領にする、と、今の世界を支配しているこの者たちが決めたのだ。そうやって、形だけは民主政治体制(デモクラシー、民衆people の代表=代理人に権力(power,パウア)を握らせる制度)になっている国民政治の指導者までも、彼ら、ニューヨークの金融財界が実質で決めるのだ。
こんなことは、当たり前のことではないか。
オバマが、4年前の2004年11月に、イリノイ州の州議会の上院議員から、連邦の上院議員(イリノイ州選出)になったときからこのことは決められていたことだ。そして、あのあと民主党大会に不意に出てきて、実に爽(さわ)やかな演説をした。私は、あの2004年11月に、「次はこの人なんだな」とピンと来て分かった。そういうことは、敏感なアメリカ人なら分かることだ。そして大きな歴史の流れで世の中を見つめている私のような、ずば抜けて頭のいい東アジア人にも分かるのだ。
だから、私は、オバマはいいやつなのだと、分かる。彼はケネディの再来になれるかもしれない。そして、ということは彼の命が危険だということだ。 1963年の11月22日に、ケネディがテキサス州のダラスで、白昼公然と、パレードを警護している警官隊に偽装した暗殺者たち (ダビド・ベングリオン・初代イスラエル首相、1947年の建国の創業者 が最高度の指令者)によって暗殺された。このときに、アメリカの本当の本物のデモクラシー(民主政治)は死んだのだ。
あれから、45年がたつ。私は、あのとき、小学4年生(9歳)だった。学校から家に帰ったら、母が、「ケネディ大統領が死んだのよ」と、教えられた。少年だから何も分からないのだが、あのとき異様な空気が世界(世の中)にたちこめたことを肌で覚えている。
本当のデモクラシーを、私たちは、取り戻さねばならない。アメリカ国民も取り戻さねばならない。アメリカ合衆国こそは、元祖デモクラシーの国なのだ。トマス・ジェファーソンと、7台大統領のジャクソンたち、本物の民衆の代表たちが指導した国なのだ。
トルーマンも、アイゼンハウワーも、ニクソンも、レーガンも、皆、田舎くさいオヤジで、泥臭いアメリカ人の男であった。たしかに、彼らはロックフェラー家に選ばれて大統領になった男たちだった。それでも、彼らの政権の末期には、さすかに、堪忍袋(かんにんぶくろ)の緒が切れて、「私は、アメリカ国民の代表だぞ。アメリカ国民のために尽す」と言い出して、ニューヨークの財界人たちに諍(あらが)って、そして失脚させられ、潰されていったのだ。
本当に、それぞれの国の民衆、国民が、自分たちで代表を選んで、自分たちの代表として、それにふさわしい立派な人間たちをを、国民の指導者にし、彼らを尊敬し、彼らに権力の行使を許す。そのような人々を選べる世界にしなければいけない。
ニューヨークの金融・石油財閥たちが、国民を操(あやつ)る道具としての、選挙制度や、政治体制であってはならないのである。
世界は、いよいよ変わりつつあるのだ。しかし、同時に厳しい。皆、自分と言う、ひとりひとりの人間が生きてゆくだけでも大変だ。
昨年の8月17日のサブプライムローン危機から始まった世界の躍動と変動は、もう止まらない。これから、3年、5年かけて、世界は、どんどん変わってゆく。一時のことではどうにもならないが、徐々に変わってゆく。夢や希望などという子供じみたことを私は書く気はないし、冷酷にこの世界が、続いてゆくことを私は予測する。が、それでも、その中に、人間の世界は「かくあるべし」(こうでなければならないのだ)という強い意志を私は含めたいと思う。
FDR(エフ・ディー・アール)という言葉はある。これは、フランクリン・デラノ・ルーズヴェルト大統領を指すコトバなのだが、この男は、アメリカ国内に、進歩的な「社会主義的な諸政策」(ニューディール政策、戦時体制の政策でもある)を、強権発動で行った最悪の大統領である。ロックフェラー家の忠実な番犬だった大統領だ。
ヒラリーだったら、即座に、このFDR(エフ・ディー・アール)型の、擬似(シュードウ)社会主義的な国家統制経済の政策を、実施していただろう、と私は肌で分かるから、ぞっとしていた。マケイン本人も、「金融危機を引き起こしたニューヨークの金融財界人達にまず責任を取らせよう」と演説で息巻いていた候補者だったから立派な人格者だったのだ。が、どうしてもイスラエス・ロビー(ネオコン派)と金融財界人の言いなりになりそうだった。 だから、オバマになってよかった。
それでも、これから更に金融危機が深刻になると、日本の金融(監督)庁の見本である、SEC(証券取引委員会)と、FDIC(連邦預金保険公社)と、さらには、FRB(エフ・アール・ビー)までが、合体吸収されて、強力な金融監督庁を、アメリカは作るのではないか。その名前は、それらの頭文字を取って、FDR(エフ・ディー・アール)となるかもしれなのだ。悪い冗談では済まない。
オバマ新大統領は、この政策は、ニューヨークの財界の支持もあるから、景気対策として即座に巨額の公共事業を始める計画を立てるだろう。それは、TVA(ティー・ヴイ・エイ)などの巨大土木事業で、フーヴァー・ダムなどの建設を急いだフーヴァー大統領もやったのだから、これには皆、大賛成だ。
しかし、オバマは、自分が思想的にも大嫌いな、FDR(フランクリン・ルーズヴェルト大統領)と同じような、強権的な、国民の生活統制や、預金封鎖(新ドル切り替え、国内でのデノミネーション、10ドルを1ドルにする)などの、金融統制手法を取るかで、激しく苦しむ場面が、近く到来するだろう。
私が、今朝の8時に、NHKのBS2の、ABCからの転載ニューズでは、「ラーム・イマヌエル下院議員が、大統領首席補佐官(チーフ・オブ・スタッフ、あるいはプレジデンシャル・エイドと言う)になるように要請された」と耳にはさんだ。
この男は、最悪である。ラーム・イマヌエル Rahm Emmanuel 議員は、大統領選挙の民主党候補の一本化の、この4月の最終段階でヒラリーを「もう見苦しいからやめなさい」と、引きずり下ろす係を務めた男だ。生粋のユダヤ人で、おそろしい裏のある男だ。
民主党下院議員団のNo3であり、かつてイスラエルの軍事顧問も勤めた男だ。ネオコン派などいう甘い、インテリ集団のお仲間でさえない。 こういう人間を、即座にオバマは脇(わき)に付けられた。これは本当に怖(こわ)いことだ。
私は、日本でも知られた、日本金融攻略軍の司令官だったラリー・サマーズ(クリントン政権の財務長官。日本に数回、怒鳴り込んできた。その後、ハーヴァード大学学長になったが、不評で追放になった男)が、財務長官になるとか、なんとかは、分からない。本当は、ティモシー・ガイトナー(ガイスナー)の方がワルなのだ。ガイスナーは、今は、NY連邦銀行の総裁(頭取、会長)である。まだ若くて50代だ。ガイスナーは、2001年ごろまで、米財務省次官補をしていて、日本の金融叩き潰しの、裏の最高責任者である。日本にもよく来て、自民党の政治家(大臣)や日本財務省のトップ官僚たちを脅して回っていた。当然、デイヴィッド・ロックフェラーが、直接育てた、孫のような連中だ。だから私は、彼らは極悪人だから、当然好きではない。
もっと、身体検査をして、少しはまともな、アメリカ民主党の生真面目(きまじめ)な人間たちをオバマ政権の閣僚に選ぶべきだ。
私が、密かに注目しているのは、Jason Furman ジェイソン・ファーマンという人物だ。彼は、ロバート・ルービン派に、属して、’ボブ’・ルービン(ゴールドマンサックスの元会長、クリントンの財務長官)のカバン持ちをしていた人物だ。
それと、 Leo Hindrey レオ・ヒンドレー という人物に注目している。彼は、IT・メディア企業の、リバティ・メディアのジョン・マローン会長の子飼いだった人物だ。これら、次の政権閣僚になる予定の、人物たちのことは、ここの今日のぼやきの会員ページに、急いで書く。
このことは、2週間前に書くべきことだった。それを、私が時間がないものだから、書けなかった。急いで書く。次々とアメリカから報道されてくる、オバマ政権の新閣僚の名前の速報に、負けないぐらいの、私、副島隆彦のアメリカ研究者としての冴(さ)えを、見せてやろう。
以下の転載文の中に、名前が出てくる、私が、4年前から、ずっと高く評価してきた、ジョン・エドワーズ(この春まで大統領候補者)が、もしかしたら、司法長官(アトーネィ・ジェネラル)になるかもしれない。
私の嫌いな、裏のある男である、先日、ノーベル賞をもらったポール・クルーグマンは、CEA(大統領諮問経済学者のトップ)にしかしないだろうが、先々、恐慌がひどくなったら、財務長官にする気か。
その前に、すぐに、11月15日にワシントンで、金融サミットがあって、ここに、オバマの代理人(名代)の人物が出席して、実質的に、ヨーロッパ諸国との、世界の金融統制(国家と国庫による管理)の策を緊急に話し合う。そのために、オバマのトランジション・チーム(政権移行期の応急のチーム)が組まれる。
以下は、私が、去年の7月に、ここのぼやきの会員ページに書いた「次の大統領はオバマだ」という予言の文である。私、副島隆彦は、自分が過去に書いた文章を、消し去って、忘れて知らん顔をする人間ではない。 私が、オバマが次の大統領だ、と早くから予言して、そして当てた。この事実だけは、皆で確認してください。 副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
今日のぼやき 「840」
「 2008年 アメリカ大統領選挙の帰趨を予測する。誰が次の米大統領か。ズバリ予測する」副島隆彦 2007.4.4
副島隆彦です。今日は、2007年4月4日です。
少し前になりますが、私が「2008年の大統領選挙を予測する」と題して話した内容を加筆して以下に載せます。
最近の講演会で、既に私、副島隆彦は、この事では予測した内容をお話ししています。講演会に来ていない会員の皆さんには、初めてここで私の2008年の大統領選挙の予測を述べることになるでしょう。
私の現在の予測では、「2008年の大統領選挙は、現在民主党のイリノイ州選出の上院議員である、バラック・オバマが勝利する」という内容である。このことをここまではっきりと断言している人はおそらくいないはずである。
次の大統領選挙があるのは2008年だ。11月4日が投票日である。したがって、2009年1月には新しい大統領選が着任し、宣誓式に臨むことになる。その人物は一体だれであろうか。誰もがまだ予測しかねているはずだ。しかし、私はここではっきりと言う。それは45歳の黒人で、イリノイ州の上院議員をわずか3年経験しただけのバラク・オバマという人物である。彼は現在イリノイ州選出の民主党の上院議員である。そのバラク・オバマが次のアメリカの大統領になるであろう。
今一番有力視されているのはヒラリー・ローダム・クリントン(ニューヨーク州選出民主党上院議員)である。彼女の可能性が広く喧伝されているが、ヒラリーは今年の秋ぐらいまでに失速して、大統領選から脱落していくであろう、と私は予測する。ただし、大統領選挙は世界的な多数派による政治のお祭りの中心であるから、今年いっぱいずるずるとヒラリー人気で引っ張る可能性もある。
だが、それでもなお、ヒラリーがアメリカの次の大統領になる可能性は非常に少ないのである。それは、専らニューヨーク州を構成しているユダヤ人の票が背景にあるのだが、その中での内紛がそろそろ目立ってきているからである。
ヒラリーのミドルネームがローダムとなっていることに私は注目している。このことは、美智子皇后の出身である正田家との類推で、名家とはどういうものかのところでかつて私は書いた。 女性の場合ミドルネームに旧姓、結婚する前の父親の姓を残すのだが、ローダム家はオランダ系の名家である。オランダ系ということはダッチであって、やはりユダヤ系なのである。
したがって、ヒラリーが「ジューヨーク」と呼ばれるほどユダヤ票の強いニューヨークの上院議員に当選したのにはそれなりの当選の理由があった。それでもなお、ヒラリーにしろ、バラク・オバマにしろ、彼らを裏側から支えて、今の政治家としての力を助長しているのはデイヴィッド・ロックフェラー David Rokefeller である。デイヴィッド・ロックフェラーは今年の9月で92歳になる。彼が’実質的な世界皇帝’であると私は確信してきたし、今もそう
考えている。
民主党内の大統領選の候補者になる人物に、あと1人、ジョン・エドワーズという元気な男がいる。彼はサウスキャロライナ州出身の鉄鋼労働者の息子で民主党の上院議員をしている。前回の大統領選挙でジョン・ケリー候補の副大統領候補として出馬した人物である。その後潔く上院議員をやめて、草の根の地道な活動を行っていた。最近、彼の奥さんが癌に冒されているといて、それがまた再発したというニュースが流れた。しかしエドワーズは気丈に、「選挙戦を続ける」と宣言した。しかし、現在、エドワーズは、オバマ、クリントンに比べて出遅れの感が否定できない。
ジョン・エドワーズは、華々しく騒がれることはこの3年間一切しなかったが、そろそろ表舞台に出てこようとしている。そして、このジョン・エドワーズ元上院議員を押しているのがジェイ・ロックフェラー ( ’Jay’Rockefeller , John Davidson Rokefeller 4th 、ジョン・ダヴィッドソン・ロクフェラー4世)である。ジェイ・ロックフェラーとジョン・エドワーズの盟友あるいは親密な関係からこのことが推測される。
したがって、ヒラリーとジョン・エドワーズとバラク・オバマの3者の、民主党内の切符、候補者になる権利の獲得競争が今年は繰り広げるのである。それ以外の州知事経験者のような人々が何人か名乗りを上げているが、彼らはどうせしばらくしたら脱落するだろう。
ゆえに、今度のアメリカ大統領選挙は、世界皇帝デイビッドとロックフェラー家の嫡男であるところのジェイの戦いである。その代理戦争である。
このように私は予測している。私、副島隆彦はここではっきりとバラク・オバマの当選を予言しておく。こういう先走った予言は大体失敗するから、いろいろなメディアや評論家たちも行わないのであるが、あえてこの時期に私は公然と予測を掲げておく。前回もブッシュの再選を、日本国内のすべての言論陣が言葉を濁したり、あるいはわけのわからないニューズソースを基にして、ジョン・ケリーの勝利を、専門家ほど書いたりした。
それに対して私は、最初から既に6年ぐらい前から、ブッシュの再選をはっきりと書いてきた。それは記録として残っているであろう。人間は後で自分の語ったことを、口を濁して、あるいは口をぬぐって隠してしまうものであるが、私はそういう態度はとらないで、誠実にアメリカの政治分析をやってきた人間である。
ゆえに民主党候補者選びの予備選挙は、ジョン・エドワーズとバラク・オバマの一騎打ちに(なる)。2008年に入ったら予備選挙やそれに準じる党員集会が始まるので気になるのだが、州ごとのプライマリー(予備選挙)のあたりで伯仲(はくちゅう)する戦いが行われるように見せかけながら、しかし、私の結論からいえば、今なおデイビッド・ロックフェラーの力がアメリカを支配しているのであるから、やはりバラク・オバマが当選するであろう。
私、副島隆彦があまりにも「デイヴィッド・ロックフェラー 対 その甥っ子に当たるジェイ・ロックフェラーとの戦い」ばかりを中心にアメリカ政治分析を行うので、今なおだれ一人として私の分析に追随しない。これは私の弟子たちを含めてそうである。アルル君も、私の意見に懐疑的だ。すべての人が半信半疑である。
ただし、私の言論を注目している人々はすべて、デイヴィッドやジェイという名前ぐらいは最近理解するようになった。それでもあまりにも怖い話なので、誰も追随してこないい。これが日本におけるアメリカ政治思想研究あるいはアメリカ政治分析の現状である。 (以下、略)
(転載貼り付け終わり)
2008/11/06(Thu) No.01
[新世紀人コメント]
ケネディ大統領暗殺にベングリオンが関わっていたとは! 私は知らなかったが、私の知識不足なのか真相はどの程度のものなのかは判らないが…。
人物論を熱く語る副島氏ではある。
しかし、ラーム・イマヌエル Rahm Emmanuelをくっつけられたオバマについては今後の彼の政策が如何なるものになるかについて期待を込めて考えることは避けるべきではないか(日本人としては)と考える。
民主党であるからして社会主義的になると単純に考えてもいけないだろう。
先に書いた事でもあるが、
オバマとエマニュエルはヒトラーとゲッペルスのコンビに印象がどこか似ているのだ。
ナチス等は「国民社会主義ドイツ労働者党」だったが、
オバマ率いるアメリカ民主党政権は、
「国民社会主義アメリカ労働者党」政権 とでも言えるものにもしかしてなりはしないか?
ある意味では、もしかして北朝鮮やチャイナに似たものになるかも?
さて、そうなるとナチス支配のようなものが続く筈が無いのであるから…。
だから、この支配はナチスのように滅ぶものとして設計されていると言うことになる。
オバマの運命はヒトラーに、エマニュエルの運命はゲッペルスに似たものになると言うことになる。
まあ、これはかなり意地悪な推論であるかも知れない。
しかし、どうにも私にはこの政権の性格は「破滅を推進する政権のもの」であるように思えてならないのである。
尤もそれは自然の過程であり、日本は介入すべき事ではあるまい。
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