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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008111102000077.html
2008年11月11日 朝刊
参院外交防衛委員会は十一日、侵略戦争を正当化する論文で更迭された田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長を参考人として招致する。審議では、任命責任や、懲戒処分とせず定年退職扱いとした経緯、シビリアンコントロール(文民統制)の問題などが焦点となる。
野党側は、任命責任とともに、田母神氏が過去、隊内誌などに同趣旨の論文を寄稿しながら、航空自衛隊トップにとどまらせてきた点を重視。当時の防衛庁長官らが事情聴取や注意を行ったかなどを田母神氏にただし、政府の不作為をあぶり出す考えだ。
また、野党側は田母神氏を懲戒処分とせず、定年退職扱いにして約六千万円の退職金を支払う防衛省の対応も批判している。同省が早期の幕引きを図ったとの見方もあり、定年退職扱いに至る経緯を田母神氏にただす。
空自による組織的関与の有無も焦点だ。
懸賞論文のテーマは「真の近現代史観」。制服組が政府見解に反する歴史認識や防衛政策を組織ぐるみで打ち出すよう促したとすれば、文民統制にかかわる重大な問題だ。
防衛省の調査で、空幕教育課が全国の基地に懸賞論文の案内を出し、空自から応募した九十四人のうち六十二人を占める小松基地の第六航空団では、幹部教育の一環として、懸賞論文と同じ課題で論文を書かせていたことが分かっている。
懸賞を主催した「アパグループ」の元谷外志雄代表は同基地の支援者で、同航空団司令だった田母神氏とは旧知の仲。
野党側は、田母神、元谷両氏の関係や、田母神氏が隊員の論文応募にどの程度、影響力があったのかなどを追及する。 (清水孝幸)
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