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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081111ddm002010065000c.html
前空幕長論文問題:田母神氏、きょう参考人招致 野党、「文民統制」で追及へ
◇退職経緯など紛糾も
参院外交防衛委員会は11日、「村山談話」など政府の歴史認識に反する論文公表で更迭された田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)を参考人招致する。田母神氏が退職に至る経緯や航空自衛官94人の論文応募問題、政治家と自衛官のかかわり方などが焦点になる見通しだ。田母神氏は「間違ったことは書いていない」と持論を展開するとみられるが、河村建夫官房長官ら出席する関係閣僚3人と説明が食い違えば、審議が紛糾する可能性もある。
防衛省は論文が発覚した先月31日、内外への影響を食い止めるため田母神氏を更迭。3日後に退職させる異例の措置を取った。しかし懲戒処分を見送り、退職金約6000万円が出る定年退職としたことに、与野党から批判が出ている。
田母神氏は、浜田靖一防衛相や増田好平防衛事務次官らから辞表提出を求められた際、森喜朗元首相らの名前を持ち出すなどして抵抗した。このため野党側は、田母神氏の在職当時の歴史観などを改めて問い、政治家が自衛隊を統制する文民統制(シビリアンコントロール)の観点から政府を追及する構えだ。
また田母神氏が過去に勤務した第6航空団(石川県・小松基地)の隊員が、集団で同じ懸賞論文に応募していた問題では「政府見解に反する論文の応募を組織的に奨励していたのではないか」との指摘がある。防衛省の内部調査は遅れており、当時の空自トップの田母神氏の発言に注目が集まりそうだ。
11日の外交防衛委は通常の参考人招致と異なり、河村氏、浜田氏、中曽根弘文外相の関係3閣僚も出席。田母神氏は質問された時だけ答弁する形でテレビ中継もない。田母神氏の持論を披露する場になることを与野党が警戒したためだ。【松尾良】
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■田母神前空幕長の論文をめぐる経過■
5月10日〜8月末 アパグループが懸賞論文「真の近現代史観」を募集
10月31日 アパが田母神氏の受賞と論文を公表。浜田靖一防衛相、田母神氏を更迭して空将に
11月 3日 防衛省が田母神氏の定年延長を打ち切り、退職を決定。田母神氏は会見で「政府見解に反論できないなら北朝鮮と同じ」
4日 防衛省、浜田防衛相ら幹部を処分
6日 ほかに航空自衛官78人の論文応募が発覚。浜田防衛相、田母神氏の退職金「自主返納を」
7日 後任の空幕長に外薗健一朗氏が就任。論文に応募の自衛官、94人に
毎日新聞 2008年11月11日 東京朝刊
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