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「侵略戦争は濡れ衣」論文で、自衛隊を追われた前航空幕僚長の田母神俊雄氏(60)。論文のレベルの低さに、近現代史の専門家らは「こんなの論文じゃない」「小学校から勉強し直した方がいい」とあきれ顔である。
よくぞ懸賞論文の「最優秀賞」を取れたものだが、実は田母神氏、論文を募集したアパグループの元谷外志雄代表(65)とは昵懇(じっこん)の仲。公私混同の「特別待遇」まで元谷氏に認めていた。
ナント、昨年8月に石川・小松基地で、主力戦闘機「F15イーグル」の搭乗を許可したのだ。
小松基地にF15が配備された85年以降、民間人の搭乗は初めて。高額の燃料はすべて税金持ちで、元谷氏は一銭も払っていない。小松基地は「広報活動の一環として、元谷氏サイドに搭乗を呼びかけた。正式な手続きにのっとって空幕に決裁を求めた」(渉外室)と説明するが、「決裁したのは、空幕長だった田母神氏」(空幕監部広報室)だった。 2人が知り合ったのは、今から10年前。田母神氏が小松基地を所管する「第6航空団司令」に任命された98年までさかのぼる。
「田母神氏は『司令官なら内部の仕事は2割、8割は外部との関係に費やすべき』が持論で、積極的に地元財界との交流を深めていった。そのひとりが当時、金沢市に本社を構えていたアパの元谷代表です。元谷氏は小松市出身で、思想的にも田母神氏とはウマが合ったらしく、99年には自ら会長となって『小松基地金沢友の会』という支援組織まで発足させました」(関係者)
今年4月に元谷氏が「このままでは日本は中国の属国となる」などと主張する著書を出版した。その記念パーティーに田母神氏は映画「トップガン」のテーマに乗って制服姿で入場。「戦後、(日本では)自国を守る言論は抑制されたが、反日的、日本の悪口を言う言論は自由だった」と今回の騒動を予感させる挨拶を述べていた。
まさか、懸賞賞金300万円がF15搭乗の謝礼ということではないだろうが、あまりのズブズブ関係と論文のデキの悪さに、形を変えた“資金援助”と疑われても仕方あるまい。
(日刊ゲンダイ2008年11月5日掲載)
2008/11/8 10:01 更新
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