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(回答先: 日本は侵略国家であったのか 今も 昔も 国民に嘘をつく国家で有る 投稿者 abc 日時 2008 年 11 月 04 日 22:11:16)
この田母神氏が論文で示した見解についてさらに考えてみたのですが、自衛隊員ならこのような見解を持つ事は当然ではないかとも思います。自衛隊はやはり日本軍であり、旧日本軍を継ぐ存在です。そして軍隊は有事となれば、敵と戦い殺す事も殺される事も覚悟しなければならない存在です。そして、殺すか殺されるかとという覚悟は決して私利私欲から出る物ではなく、「自分は正しい事をしている」という信念からのみ出る物なのではないでしょうか。
だとすれば、旧日本軍の兵士はやはりほとんどが「この戦争は日本を守るための戦いである」という事を信じていたし、その後継である自衛隊員が「あの戦いは決して一方的な侵略ではなかった」と考えるのは当然であり、またそうでなければならないはずです。「日本の軍は強くなると必ず暴走し他国を侵略する。、だから自衛隊は出来るだけ動きにくいようにしなければならない。」これは正にWGIPの正に中心となる考えですが、このような意識では自衛隊員は「命を懸けても日本を守る」という考えは出て来ようがありません。それこそ「米軍の方がまだまし」ということになってしまうのです(数年前、TBSで「さとうきび畑の唄」というドラマがありましたが、このドラマは二重の意味で悪質でした。主人公の兵士は捕虜の殺害を命令され、それを拒否したため上官に射殺されました(旧軍で本当にこんな事があったら大問題になるはずです)。
そしてラストシーンはその主人公の娘が米軍に保護される、というものでした。まさに「日本軍は野蛮で米軍は礼儀正しい」というWGIPそのものでした)。そんな中発表された今回の田母神氏の論文は「WGIPは間違っている。旧日本軍は決して侵略者ではなく、日本を守るために戦った。自衛隊はその意思を継がなければならない。米軍に頼らず、自らの力で日本を守らなくてはならない」という意思の表れだった、という事ではないかと思います。
そうなるとイラク戦争に関連しての田母神氏の一連の発言はやはり、「例え間違っていても、我々は政府の命令に従うしかない」という自嘲をこめた発言であり、今回の論文こそが田母神氏の本音、そして少なからぬ自衛隊員の本音なのではないでしょうか。いや、そうでなくてはならないはずです。
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(管理人)
JAXVNさん、いつも熟慮されたコメントをありがとうございます。私も、コメント欄に書きましたが 田母神論文に対する私の共感は、綿密な歴史考証もさることながら、私自身の深いところから出る、内面的洞察で見たとき、戦後教育を受けた今の日本人が、すっかり忘却しているある重要なエッセンスが含まれていることを感じたからです。重要なエッセンスというのは、歴史の連続性に基づいた純粋なわが国の正統性(レジティマシー)のことです。これは弊ブログの中心的課題ですから、おいおい考察を深めていくつもりです。
日本の真珠湾開戦を侵略開始のメモリアルと言うのであれば、ロンドン軍縮会議やブロック経済、ABCD包囲網などの欧米列強の日本囲い込み状況をどう判断するのでしょう。そしてハルノートです。この流れは、ルーズベルトが日本を誘い込んだという軍略的智謀もさることながら、東亜百年の歴史の流れから言って、明らかに日本という国を壊滅させようとする意図があったことは明白です。幕末は先祖達が清のアヘン戦争を見ながら、西力東漸の列強の侵略主義に震撼し、国家防衛構想を真剣に考えました。
こういう圧倒的な国際潮流が迫り、明治維新が起きて富国強兵、殖産興業振興に進みました。国家のサバイバルのために自ら国家体制をメタモルフォーゼしたのです。大東亜戦争とはこのような東亜百年のアジア史の流れの中で起きたことです。
それでも、日本は戦争を回避して融和的国際政策を取っていたら、事態は安穏としていたはずだと言う愚かな人がたくさんいますが、断言できることは、日本があのタイミングで戦わなければ、日本人ばかりか、他の有色人種も軒並み白人の奴隷になっていたでしょう。それに、ハルノートの内容を知れば、それ自体が日本に対する宣戦布告だということがわかるでしょう。日本はぎりぎりまで開戦回避論でこらえています。それをアメリカが許さなかったということが真実です。戦争が回避できない状況に追い込まれたわけです。その想像力がはたらかない人が開戦不可避論を嫌うのです。
歴史は解釈、とらえ方によって真相は一筋ではありませんが、それでも日本人はGHQによる洗脳史観に覆われているのであり、GHQ製の世界観を無理やり着せられました。その曇ったベールを外してみる必要を感じます。
村山談話も、河野談話も、マルクスが共産党宣言で唱えた『階級闘争史観』を大東亜戦争に当て嵌めているものです。これは、すべて軍部の指導層が悪かった、国民は彼らに引きずられた被害者だ、という実に間違った認識構造を持つ歴史観です。
私の母は米寿になりますが、満州北支の住人でした。終戦時に命からがらソ連軍から逃げました。その母が田母神論文を読んで、これが当時の実相に近いと断言しています。戦後生まれの我々とは異なり、この世代は開戦から終戦までリアルに体験しています。母は他の邦人たちと一緒に満州南下逃避行という生死を分ける行動をしたとき、関東軍に守られて助けられています。
満州にソ連軍が条約を破って侵攻し、多くの邦人たちが犠牲になり、シベリアに抑留されました。今の人々は関東軍が邦人を無残に見捨てたと言う人が多いのですが、ほとんど尽きかけた弾薬や兵力の衰退で、応戦する力は残っていなかったわけです。北を見捨てざるを得ない状況があったのですが、それでも、現地邦人の脱出を守り抜いた関東軍が存在していたことは確かです。この状況一つ取っても、後世の人の解釈は否定的であるのに、大東亜戦争全体の解釈については不当に戦後のバイアスがかかっていることは否めません。あの戦争を林房雄や大川周明の視点から検証しなおすことは重要です。この部分で私は田母神論文を全面的に支持します。
自衛隊は憲法違反です。しかし、だからと言って、国民は自衛隊を解体する気がありません。なぜでしょうね。この状況は確かに遵法精神に悖(もと)ると言っていいでしょう。これは世界で最も遵法精神の発達した日本人には相応しくない態度でしょう。占領憲法でも、憲法は法治国家の柱ですから守らないといけません。この苦しさに相似するものがあるとすれば、それは小泉元首相にイラク派遣を命じられた時、自衛隊員は命令を忠実に聞いて彼の地に出向いたということでしょう。
米国のイラク開戦に大義はあったのか?大義がない侵攻で発生した戦地に、人道支援なるごまかしで行かねばならない自衛隊の立場とは?名古屋高裁が、自衛隊イラク派遣部隊が現地で多国籍軍を輸送したことについて違憲判断が出しました。それについて問われた時、田母神空幕長は「そんなの関係ねー」と言いましたが、そう答えねばならない自衛隊の哀しさがありますね。
ところで、自衛隊はなぜヘビの生殺し状態にされているのでしょうか。それは、JAXVNさんの言うように、一旦緩急があったときに自衛隊員が命を賭けて同胞を守ってくれることを知っているからです。自衛隊は憲法規定がどうであろうとも、超法規的に日本人同胞を守ることは確実です。だからこそ、私は彼らの身分を国軍に昇格させたいと思っています。
母がよく言います。日本人は極限状況になった時、日本人を守る魂があると。国民は自衛隊には敬意を持つべきであり、税金をもっと使って、近代装備を充実させ、今以上に充分な訓練を経て、彼らに精鋭の部隊になってもらいたいと願うべきです。
自衛隊に田母神氏のような人物がいることで、母の言葉があらためて証明されています。田母神論文が集中豪雨的な非難を浴びることはいいことです。なぜなら、それでも、今まで封じられていた考え方が堂々と世に出てきたわけですから。あの論文は多くの人が読んで、自らの洞察力で考えてみるべきです。日本人はいつまでも負け犬ではいないでしょう。田母神論文の表出は、亡国に瀕した日本の一つの救国意志であり、国家防衛の潜在衝動の発露なのでしょう。
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/11/post-f495.html
「コメント」
自分は、イラクの派兵時点で、更迭するべき内容だと思う。自衛官になったら、国家・国民の為に、政府の針路に間違いがあれば、職業軍人として職を賭してまでも言うべき事は言わなければならない。アメリカ軍は、その意味では、神の良心に従って動いている。決して、政府の言いなりになっていない。もし政府の言いなりになっているならば、第三次世界大戦が起きているでしょう。核爆弾を積んだ戦闘機を飛ばした情報も流れているし、それを阻止したのもアメリカ軍人であるから。その為に炎上爆発させたとの話も聞いている。それぐらいレベルの世界の中に日本がいるという状況であると。勿論、今の政府の態度は、アメリカ追従は、非常に危険な態度であるとは自分は述べている。
軍の幕僚幹部が、国を守る重要な針路に対して、自嘲の態度は許されるわけはないでしょう。当にイラク派兵は、その時点(国を守る重要な針路)の問題である。それに対する自嘲の態度は、日本を崩壊する意味をするからである。
勿論、今の政府の歴史観に基づいて更迭は、非常に大きな問題はあるし、幹部学校、人事に政府の意向に沿った人事配事し、教育し直すという、洗脳教育を行おうとしている。当然、この野蛮的な行動に対して、野党の小沢党首は、質疑を問わなければならない問題であるが、小沢党首は、逆に侵略者が作った偽平和団体国連信仰者であるから、この問題を追求する事は出来ない。非常に問題だ。政府のイラク派兵に対して、問うべきだろうが、それによる田母神氏の態度は問うべきだろうが、政府が密かに封じようとしているGHQ批判に対して、それを乗ることは小沢党首は、健全の国民の生活の為にも乗ってはならない。人事権を持って、良心の発言を封じることは憲法違反であり、勤労の権利を踏み滲む事になる。今回の更迭の問題は、第三次世界大戦にもなりかねいイラク派兵を行った事は、やはり軍人・幕僚幹部として許される内容か。政府と一緒に問われるべき問題でしょう。そして、元連合国が行った植民地の犯罪を含む、そしてその告発の発言を封じたGHQの態度、それに追認している今の政府の態度に、問題を追及するべきではないのか。
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