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2008年11月03日
オバマ大統領の誕生と民主党政権の誕生
あとわずかで米国大統領が決まる。
報道されている事が正しければどうやらオバマ大統領の誕生となるようだ。
私はそれを期待する。少なくともマケイン候補よりはブッシュ政権からの決別は明瞭だ。
ブッシュの米国が世界に及ぼした害毒は端的に言えば二つだ。
ひとつは新自由主義経済政策であり、そのあだ花である金融資本主義の行き過ぎである。
もうひとつは「テロとの戦い」に象徴される一方的な武力行使である。
この誤った政策が世界に及ぼした影響はあまりにも大きい。
大統領が変わったからといって、すべてが一変して解決するということなどありえない。
世界経済危機がオバマ大統領の誕生でどうなるか、それを予想する見識は私にはない。
しかし戦争国家米国を変えることはオバマ大統領といえども容易ではないことはわかる。
その事を繰り返し強調しているひとりに堤未果という女性ジャーナリストがいる。
ベストセラーとなった「ルポ貧困大国アメリカ」(岩波新書)の著者であり、最近では参院議員川田龍平氏と結婚して話題となった。
その堤未果さんが、11月3日の東京新聞「本音のコラム」で次のように書いている。
「・・・この8年の異常な軍事費拡大とその分の社会保障費削減が産み出した問題を解決するのは、肌の色ではなく戦争経済政策の方向転換だ。
だが、オバマの安全保障政策顧問は、オバマの政権で軍事予算は更に拡大されると公表している・・・戦争経済にメスを入れない限り貧困大国アメリカにチェンジは訪れない。オバマの政策ブレーンには日米防衛協力指針の作成者でもあるジョセフ・ナイも入っている。国会ではカップめんの値段より、米国次政権から間違いなく強まるだろう日本への軍事協力についての審議を期待する・・・」
同感だ。
しかし日本も米国と同じように、次の総選挙で民主党政権が実現したからといって、変わりそうもないものがある。
それが日米同盟最優先という名の対米従属政策である。
堤未果さんの期待に反して、日米軍事協力の審議は深まることはないだろう。
強まる米国からの軍事協力要請に対し、民主党もまた協力し続ける事になる。
それでも私はオバマ大統領の誕生を期待する。
ひょっとして米国は大きく変わるかもしれない。その可能性がゼロでない以上、期待する価値はある。
そして、それでも私は、自公政権から民主党政権への政権交代を願う。
民主党が護憲政党に変わらないと決めつけるのは早計だ。
民主党を平和外交の政党に変える事はできる。すべては国民次第である。
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