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http://www.amakiblog.com/archives/2008/10/31/#001210
2008年10月31日
上田耕一郎氏の死を悼む
このところ日本共産党がらみのブログが続いているが他意はない。
今日のブログは、なんと言っても上田耕一郎元日本共産党衆議院議員の訃報について書かねばならない。
懐かしさと共に悲しい気持ちでこのニュースを私は受け止めた。
私は官僚として多くの国会議員と接してきた。
本省にあっては国会答弁との関係で、そして在外公館にあっては外遊する国会議員のお世話で、私は主要な国会議員の殆ど接してきた。
そんな中で、私が好感を抱く政治家は日本共産党の政治家が多かった。
その中でも上田耕一郎氏は私がもっとも尊敬する政治家であった。
何よりも国会質問が鋭かった。
上田耕一郎が質問する時は必死になって質問を聞きに言ったものだ。
彼が質問する時は、大きな風呂敷に資料をいっぱい詰め込んで、どんな質問が来ても局長を補佐できるように緊張して国会に通った事を思い出す。
その上田耕一郎はしかし人間的にも立派な人だった。
国会議員の外遊で上田耕一郎を世話した事がある。
与野党議員が一緒になって外遊して来る、いわゆる超党派の外遊では、威張るだけが取り得の自民党代議士にくらべ、野党の代議士は一般的に丁重である。
そのなかでも上田耕一郎は一番謙虚であった。
それに人間味があった。
青二才の官僚であった私に、何度も何度も「お世話になります」と言って頭を下げた。
権力者の悪にはめっぽう強く、下っ端にはこの上なく温かみのある、そんな国会議員が上田耕一郎氏だった。
混迷する今の政治状況をみるにつけても、なぜか上田耕一郎が懐かしく思えてくる。
心から冥福を祈りたい。
合掌
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