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2008年 10月 19日
NHKスペシャルにでてきた国際穀物商社
アルルの男・ヒロシです。
先ほどまで長い文章で書いていたのですが、全部消えてしまったので要点だけ。
NHKスペシャル「世界同時食料危機」には、世界恐慌下で拡大する穀物貿易ビジネスの立役者である、国際穀物商社が出てきた。一つは資源系コモディティ取引で有名な新興勢力のグレンコア・インターナショナル、そして老舗のルイ・ドレフュス。
だが、黒土地帯であるウクライナに進出した、ランドコム・インターナショナルという商社が番組の主役であった。同社は2005年設立。本社は、マン島にある。
最高経営責任者のRichard SpinksがNHK番組に出ていた。
この会社の年次報告書によると、取締役会長になっているのは、ニール・バルフォアNeil Balfourという名前の人物。
バルフォアというと、あの20世紀初頭のイギリス外相のアーサー・バルフォアを思い出すが、このニール・バルフォアと元外相の関係は今調査中である。バルフォア会長は、もともとベアリング銀行に勤めていたマーチャント・バンカーである。ユーゴスラビアの王女と結婚していたが、有名俳優に奪われてしまったという経歴を持つ。保守党の下院議員だったこともある。
世界金融恐慌で金融ビジネスがダメになっている現在、ウクライナに出向いて、黒土にじかにふれて具合を確かめるCEOを持つ会社が急成長するということらしい。
番組ではウクライナの大豆を巡る、日本の農家も巻き込んでの国際商談がメインテーマになっていた。大豆の世界生産はアメリカ、ブラジル、アルゼンチンの順番。南米国家は資源大国だけではなく、穀物生産大国だ。
後半では日本の食料自給率の足かせになっている減反政策が批判されていた。民主党の農業政策(マニフェスト)が、減反廃止にまで踏み込めば面白い。
番組では遺伝子組み換え作物の話題も出ていた。ターミネーター種子技術をもつモンサントのヒュー・グラント会長がインタビューに答えている。GMOの問題は種子の著作権と、作物そのものの健康被害の可能性の二段階がある。種子の著作権の問題は国際条約で規制すればいいと思う(海賊版大国の中国のイニシアチブに期待・・・)が、健康被害についてはよく分からない。番組によると、土地によって遺伝組み替え作物は収穫が増えたり減ったりする問題があるらしい。
Landkom International
http://www.landkom.net/File/Landkom_Annual_Report_June_2008.pdf
Glencore International AG (極端に情報が少ない)
https://www.glencore.com/pages/group_structure.htm
■関連情報―今夜(10/21)深夜と明日(10/22)の深夜、NHK再放送あり
▽2008年10月21日(火) 深夜 【水曜午前】0時55分〜 総合
世界同時食糧危機(1) アメリカ頼みの“食”が破綻する
初回放送 2008年10月17日(金)
▽2008年10月22日(水) 深夜 【木曜午前】0時55分〜 総合
世界同時食糧危機(2)食糧争奪戦 〜輸入大国・日本の苦闘〜
初回放送 2008年10月19日(日)
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