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将来的な米国内戦の危険性すら指摘したい…「週間金曜日」727号はオバマ新大統領についての力作評論が揃っていた。
http://www.asyura2.com/08/senkyo55/msg/1101.html
投稿者 新世紀人 日時 2008 年 11 月 20 日 15:39:04: uj2zhYZWUUp16
 

明日には週間金曜日が新しく出る。

11月14日 727号はオバマ新大統領についての力作評論が揃っていたから、本日のうちに入手できる方は是非とも読まれる事をお勧めしたい。

その後は図書館などで読まれるのがよろしかろう。

この号でオバマを巡って、四人の論者が書いている。

霍見 芳浩氏 原田武夫氏 ビル・トッテン氏 佐藤優氏 であるが夫々が力作だ。

[以下 転載]

http://www.kinyobi.co.jp/backnum/tokushu/tokushu_kiji.php?no=727
2008年11月14日 727号 特集記事
オバマでどうなる
米国は「変革」を選んだ。黒人、47歳、わずか上院議員1期のキャリア。
オバマ氏にとって、これらの要素はすべてプラスに働いた。43歳のケネディ、46歳のクリントン。
彼らが大統領に就いたときも、米国は閉塞状態にあえいでいた。だからこそ、未知の才能に将来を託したのだ。
オバマ氏が語るように「『変革』は米国の天性の才能」なのかもしれない。と言って、熱狂がいつまで続くのかわからない。
米国が超大国の座にとどまれる保障はない。日米関係の行く末も判然としない。
すべては、オバマ氏の具体的な政策をみてからだ。
ただ、これだけは言える。日本も「変革」を選択せざるをえないだろう。オバマの勝利はブッシュの敗北でもある。
外には武力による侵略、内では「小さな政府」による格差拡大。そのことに米国民はノーを突きつけたのである。
そして日本では、“ブッシュのポチ”と揶揄された小泉純一郎元首相が
エセ改革を掲げて市民をだまし、惨憺たる社会を生み出した。
ブッシュ敗北が小泉路線の敗北につながるのは必然だ。
では、日本にとっての「変革」とは何か。とにもかくにも、「米国からの自立」が前提である。
そのためには、米大統領選を親会社の社長レースのようにしか見ていない政治家や官僚に、これ以上、日本の明日を委ねるわけにはいかない。

■ブッシュ8年の悪夢を清算
 ニューディール21世紀版で再建めざす
 霍見 芳浩

「変革の時が来た」「この国の真の力は武力ではなく、民主主義に由来する」。
民主党のバラク・オバマ上院議員による勝利演説は、
戦争と不況で国内外を混乱させ、暮らしを破壊した二期八年の
ブッシュ・ネオコン政治への訣別宣言であった。
米国民の選択と、オバマ次期大統領のめざす政策の中身を見る。


■見えるシナリオ、事態は何も変わらない
 「オバマ」という幻影に怯える日本
 原田 武夫

歓喜に沸く「変革」。しかし、超大国を包んでいる
未曽有の金融危機を前に、有効な手を打てるだろうか。
オバマ次期大統領の誕生を「あらかじめ設定されたシナリオ」と
断じる元外務省キャリアの筆者が、
うろたえる日本の政・官・メディアを斬る。


■ビル・トッテン氏に聞く
 誰がなっても変わらない海賊国家の本質

米国の真の支配者は政府を買収した者たちだ。
大統領はその雇われ人にすぎない。選挙に目をくらまされることなく、
彼らが権力を握っている限り、米国は戦争犯罪を繰り返す
「ならず者国家」である事実を見つめるべきだ。

つづきは本誌で

[転載 以上]


佐藤優氏の評論のサワリについては上では紹介されていない。
だが実は佐藤論文には注目して貰いたい。

彼はオバマ・ファシズムについて警戒心を抱くようにと書いている。
それをムソリーニを引用して書いているのだ。
私も以前、オバマとエマニュエルをヒトラーとゲッペルスに例えて書いた。

オバマが社会民主主義的な政策を採る可能性、そしてそれに大変に似通った英国流のケインズ風政策そしてかつての英国流福祉国家政策を採る可能性、そしてルーズベルトのニューディール政策に似た政策を採る可能性、のそれらを容易に指摘出来るだろうが、
しかし、
かつての英国、そして、ルーズベルト時代の米国の「国情」
と現在の米国の「国情」の違いを先ず念頭に置かなければ、

いかにオバマがルーズベルトに似ていようとも、彼に期待されている役割を窺い知る事は出来ないだろう。

第二次大戦に勝利する前の米国は経済の基礎的条件において「世界最大の強国」であった。
大恐慌により、この最強の基礎的条件が発揮されずに凍結状態に置かれていた。
第二次大戦の勝利により、この経済上の最強の基礎的条件が世界に向けて放射されるに至ったのだ。
それにより、米国帝国主義が登場したのだ。

ところが、いまでは全く逆なのである。

米国は「世界最大の最弱の経済的基礎的条件の下にある国」なのである。

そこで登場させられる大統領が如何なる役割を与えられるかについては条件が制約されているのであるから大よその推測は可能であろう。

佐藤氏はオバマとムソリー二の発言の共通性を指摘するに止めてオバマ・ファシズムの危険性を訴えている。

要はその先の読みが必要であると言う事だ。

[米国内戦の可能性]
これについて私は考えてきている。
米国の経済的混乱が、国民の間で多数の銃器が出回り、しかもそれを規制できない国柄であること、軍隊経験者が多数居る国柄であれば、「内戦」に至り、しかも民兵組織が容易に結成可能であり、軍隊の反乱・離反も実は容易であることが実情であると考えられるのだ。
そのような状況下で大統領に就任させられるオバマ氏は下手をすればリンカーン以上の歴史的有名大統領になりかねないのである。

[ファシズムの役割は破壊・解体の請負である]
ファシズムが悪として認識されている事はまるで常識の如くである。
しかし、認識は常識であってはならない。
反ファシズムはじつは常識を装った一つのイデオロギーに過ぎない。我々はイデオロギーに溺れさせられているに過ぎない。
ファシズムは役割を与えられた政治支配形態なのだ。
ファシズムは「解体屋」であり「壊し屋」が役割であり本質だ。
ファシズムが壊してくれた後で、実の勝利者が壊れた容器(政治体制)の中に埋もれた財貨を採り出して収奪してゆくのだ。
ドイツ・イタリア・日本のファシズムが請け負わされた役割はこの「解体屋・壊し屋」だったのである。
さて、米国においてブッシュ政権が既に「解体屋・壊し屋」として登場させられこの政権は米国を重機とダイナマイトで壊しまくった。オバマ政権はその解体された瓦礫を片付けさせられるのであろう。
どのように片付けるのであろうか? 幾つもの袋に詰めるのか、又は幾つものボタ山として積むのか、何れにせよブッシュ政権とオバマ政権は二代続いての「解体屋・壊し屋」の請負業者である。

[以下転載]

http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=391
米国
異例の国内軍隊展開
予期せぬ事態の先取りか

 米陸軍は10月以降1年間の予定で、イラクから引き揚げた第一旅団を、米軍の北米を管轄する地域別統合部隊である北方軍の指揮下において米本土に配備している。米軍は州兵以外、作戦用の実働部隊を本土に展開するのを南北戦争以来法で禁じられてきたが、すでにブッシュ政権下で合法化された。それでも今回の措置は「対テロ」を名目にしているとはいえ、異例中の異例だ。
 その任務は化学兵器や特殊兵器による攻撃の対処のほか、「民間人の逮捕や群衆の統制」とされ、部隊は「致死性及び非致死性」の暴動対処手段のほか、戦車も使用が認められる。一部の人権団体などは「政府は金融危機について報道されているよりもはるかに深刻であることを知っているため、警察では手に負えなくなるほど国民の怒りが爆発しかねないのを予期して先手を打ったのではないか」との指摘をしている。
編集部

[転載以上]
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