★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK55 > 1098.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.amakiblog.com/archives/2008/11/20/#001246
2008年11月20日
日本の金融機関は大丈夫だという言説は嘘だったのか
ついこの間のことだから思い出してほしい。
金融サミットの前にメディアがこぞって書いていたのが、「巨額の赤字決算が続出した米、欧金融機関にくらべ、日本の金融機関は、今度の金融危機から受けた傷は浅い」というものだった。
だから、米欧の銀行に出資できるのだ、金融危機の解決に日本こそリーダーシップを取るべきだ、などという意見まで口にする者もいた。
ところがどうだ。
金融サミットが終わってわずか3日ほどたったばかりの19日の新聞は、大手銀行グループの08年9月中間決算大幅減益を一斉に報じた。
それについで20日には、損保大手の大幅減益のニュースだ。
しかも半端な減益ではない。
邦銀も損保も前年同月比5割から7割の減益だ。
それを報じる11月19日の毎日新聞「エコナビ2008」では、次のように書かれていた。
・・・18日出そろった大手銀行6グループの08年9月中間連結決算は、金融危機による不良債権増と株安のダブルパンチで利益が・・・6割減に落ち込んだ。米欧金融機関に相次いで出資し、「救済役」となってきた邦銀だが・・・一転して「冬の時代」に突入しつつある。銀行の体力低下は融資の絞込みにつながり、後退色を強める景気を一段と悪化させかねない・・・
今までの強がりは何であったのか。
経済記事までもメディアは嘘を流すのか。
世論を誘導させようとするのか。
嘘は必ずばれる。
ましてや経済は政治と違って数字で明らかになる。
減益、倒産という形で容赦がない。
世界経済は本当に大丈夫か。
日本経済は本当に大丈夫か。
何よりも米国経済が大丈夫なのか。
政治家も官僚も経済評論家も、そしてメディアまでも、本当の事を言ったら国民が動揺する、そうなれば政権が倒れ、世の中が暴発する、そう思って、一時凌ぎや気休めの嘘を言っているのではないだろうな。
事態が深刻ならば、政府、メディアは早くそれを国民に知らせ、対応策を講じなければならない。
その事によって政権が倒れようとも、国民が倒れるよりはるかにましだ。
支配者たちが、権力を手放したくないために嘘を言い続け、その先に国民生活の混乱と破綻が待っているとしたら、その責任は万死に値する。
その行く末は、早晩明らかになるに違いない。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK55掲示板
フォローアップ: