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【小沢代表緊急直撃】
2008年10月15日 掲載
「寄せ集めで失敗した細川政権の失敗は繰り返さない」
緊急直撃≪第2回≫
●僕の志を理解している役人を揃え、改革をやる
衆議院解散・総選挙から逃げ回る麻生首相に「逃げてもムダ」と迫った民主党の小沢代表。しかし、国民の間には小沢政権への不安もある。細川連立政権の二の舞いはないのか。官僚を敵に回して、政治を動かしていけるのか。何よりも、小沢氏が首相に就いたとして、政権ぶん投げはないのか。「小沢政権構想」も聞いてみた。
総選挙に勝てば、僕が総理大臣をやる覚悟です。日本の政治、経済、社会はまさに、画期的な時期に遭遇している。その時に、民主党代表である以上は、その役職と使命を引き受けなくてはならないと思っています。衆議院の任期は4年ですから、4年間をひと区切りにして、さまざまなプロジェクトと、それを実行するプログラムを考えています。
細川連立政権に対する反省は、当然あります。とにかく政治を変えなければいけないということで寄せ集めたので、短命に終わってしまった。でも、その失敗は繰り返しませんよ。
あれから15年経ちました。ようやく、幕藩体制を倒し、文明開化が始まる。その時が来たな、と感じています。
日本人にはこれまで、政権交代というもののイメージがなかったと思います。幕末の頃、徳川幕府が倒れるなんて誰も想像できなかったようにね。自民党政権があまりにも長く続いてきたからです。しかし、最近は変わってきた。国民生活が圧迫され続けたうえに、不景気の物価高。年金も医療もダメで、役所は腐敗だらけ。国民もようやく、自分たちで政治を変えようと考え始めたと思います。
国民だけでなく、野党の政治家もそうです。薩摩と長州がケンカしていては始まらない。大同団結しなければ、自民党という幕藩体制は倒せない。幸い、野党は民主党に集約してきて、民主党内も一つになった。決戦の態勢が整ったわけです。
細川政権は寄せ集めだったが、今度は日本の憲政史上初めて、2大政党制の中で政権を争うことになります。それがうまくいけば、本来のオーソドックスな議会制民主主義が日本に定着すると思います。
自民党は世界金融危機を理由に、「自分たちでなければ、危機を乗り越えられない」といった言い方をしていますが、大ウソです。麻生総理は補正予算案の審議に入ってもいないのに、いきなり「民主党は補正に賛成か反対か」と絶叫しましたが、審議の前に賛否を問うなんて、そんなバカな話はありません。しかも、1次補正の審議を始める前に、「2次補正が必要だ」と言う。バカにするにもほどがある。
大体、この経済危機は、補正を1兆円、2兆円積み上げて解決できるような事態ではない。そうした数字の積み上げは役人的ですが、自民党政治は結局、役所の延長線上でしか対応できないし、その役所は大きな危機には対応できない。国民の支持を得た政権だけが大胆な決断をなし得るのです。
それなのに、自民党は「選挙はしません。我々に任せて下さい」と言う。一刻も早く選挙をやって、国民の支持を得た政治家が思い切った減税なり財政支出を断行する。選挙こそが、最大の経済対策なのです。
役人が作ってきたペーパーに予算をつけても効果はない。いらない予算は全部切る。必要なところにはつける。役人のレジャー費への転用などは論外として、不要・無用の予算はいっぱいある。それをやめて、子ども手当に回す。高速道路を無料化する。そうやって、国民の生活を守るセーフティーネットをつくる。予算を全面的に組み替えるのです。
役人が抵抗するのではないかと心配する人もいます。しかし、政治家が筋道の通った話をすれば、役人も抵抗できないものです。
要は、政治家がまず、明確にビジョンを示すこと。自民党はそれをやらずに、役所と癒着してきた。役所は選挙で当選させるほどの力はないが、落とす力はある。それで、持ちつ持たれつの関係になったのです。
優秀な役人ほど、僕の考え方に賛成してくれると思いますよ。役人を上手に使わないと霞が関改革はできませんね。さて、どの役人を使うか。具体的な名前は言えませんが、僕の志や理念を理解してくれる優秀な役人は、各省庁にいると思っています。志のある官僚を揃えて、政治主導で改革を行う。そうすれば、明治維新のように国が変わり、国民の生活が変わる。国民が主役の政治が、初めて機能し始めるのです。
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