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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081017-OYT1T00858.htm?from=navr
会計検査院が無作為に調査対象とした全国12道府県で、国の補助金が使われる事業を調べたところ、すべての
道府県で不正な経理が見つかった。
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計約5億円に上り、このうち愛知、岩手県など約半数の自治体で取引業者に物品を架空発注する裏金作りが判明した。
両県で架空取引による裏金が発覚するのは初めて。
11月上旬に麻生首相に提出する2007年度の決算検査報告書で指摘する。検査院は氷山の一角との疑いを深めて
おり、今後、残るすべての都府県についても調査する方針。
不正経理が判明したのは、北海道、京都府、青森、岩手、福島、栃木、群馬、長野、愛知、岐阜、和歌山、大分の各県。
調査対象になったのは、国土交通省や農林水産省などから補助金が出ている事業。過去に発覚した裏金問題では、
長崎県などで事務用品を購入したと偽って業者に公金を渡し、資金をプールする「預け」と呼ばれる手口が判明。検査院はこれに着目し、
02〜06年度の帳簿や領収証について事務費を中心に調べた結果、12道府県の約半数で「預け」が見つかった。
このほか、雇用したアルバイトを他部署でヤミ使用したり、県単独事業なのに国の補助事業から出張費が捻出
(ねんしゅつ)されたり、不正な流用も次々に発覚した。12自治体すべてで見つかっており、不正額は計約5億円に上った。
検査院は全額を国に返還するよう求める。
検査院関係者によると、不正額がもっとも多かったのは愛知の1億数千万円。次いで岩手の約1億円。他の道府県ではそれぞれ数千万円の不正が確認された。
愛知、岩手両県で全体の半額を占める。架空請求で捻出した裏金を業者に管理させる「預け」も、愛知、岩手が突出していたという。
使途は特定されていないが、過去の裏金問題では、職員の飲み食いなど懇親費や慶弔費に使われていたことが明るみに出ている。
今回、検査院が調査した事業は、国の補助が入るものに限られる。自治体の総予算の一部に過ぎず、12道府県は今後、それぞれ内部調査を迫られそうだ。
東京新聞
全文
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081017-OYT1T00858.htm?from=navr
調査ずさんさ浮き彫り 神田知事、再三「裏金ない」
名古屋市や岐阜県などで裏金が次々と発覚する中、愛知県の神田真秋知事は再三、会見で「裏金はない」と繰り返してきた。県では職員による物品購入の架空取引で公金をだまし取る事件が続き、全出先機関の過去5年間の物品購入を調査。「問題ない」と結論づけたばかりで、調査のずさんさが浮き彫りになった。
「定期的な会計監査だけではなく、かなり徹底して内部監査、監察を行ってきた。(裏金は)ないものと信じている」
昨秋、名古屋市で裏金づくりが発覚した際、神田知事は自信を見せた。昨年2月の知事選でも「私が知事になってから愛知ではあり得ない」と断言。2006年に岐阜県庁の裏金が発覚した際に市民団体から裏金の全庁調査の要請を受けても、実施してこなかった。
県人事課によると内部監査は同課と出納事務局が毎年、全地方機関を対象に実施。不審な通帳やアルバイト、出張の復命書などを確認し、裏金の疑いがないかを調べている。しかし、物品納入はパソコン内の一部を抽出して行うだけで、帳簿の確認が中心だったという。
県では一昨年10月、県美術館の職員が、業者に事務用品を納入させるように装い、商品代130万円をだまし取ったとして逮捕された。昨年7月にも、名古屋北部県税事務所の主査が架空の備品購入の書類で公金数100万円をだまし取ったとして逮捕されている。
このため、県は02年から06年まで全出先機関の備品と消耗品の納入状況を調査。しかし、今回、明らかになった「預け金」の存在は指摘されていなかった。
コメント
会計検査院といえば、石井こうき氏の動画に出てきた。
日本病 石井紘基衆議院議員
http://jp.youtube.com/watch?v=RIWZX_Sd4Fc
http://www.fooooo.com/watch.php?id=9692ce69fcedd6113ec9b05c17ab6030
http://video.google.com/videoplay?docid=-4234772711891330062
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