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http://www.amakiblog.com/archives/2008/10/16/#001185
2008年10月16日
財務省が問題提起した自衛隊病院
私は10月12日のブログで、自衛隊が職員のために託児所をつくっている事を報じる週刊ウィークリーの記事に言及し、もしそれが税金を使って運用され、その受益がもっぱら自衛隊職員だけに独占されてるとしたら、あまりにも不公平ではないかと問題提起した。
今度は自衛隊病院である。
奇しくも10月16日の毎日新聞が、大幅な赤字経営に陥っている自衛隊病院(全国に16箇所も存在する)について、ついに財務省が統廃合や地域住民への解放などの抜本的な見直しを防衛省に求める方針に踏み切ったという記事を流した。
殆どが基地や駐屯地の隣接地に設置されている自衛隊病院は、訓練や有事での自衛隊員の傷病の早期治療を目的に陸、海、空の各自衛隊が個別に運営しているという。
戦前の軍部よろしく、見事なまでの縦割りの弊害であるが、より深刻な問題はその利用度である。
殆どの自衛隊病院が、その利用を防衛省職員と家族に限っているので病床利用率は28%と、一般病院平均の76%を大幅に下回っているという。
その結果07年度を例にとれば106億円という大幅な赤字であるという。
その予算は税金でまかなわれているに違いない。
官僚内部のもたれあいの中にあって、さすがの財務省も改善を求めざるを得なかったらしい。
それにしても一般国民が医療不足や医療費負担に苦しんでいる時に、防衛省職員とその家族が専用の病院を全国に有しているとは。
親方日の丸という言葉で笑って済ませるにしては、あまりにも深刻な不平等、不公正である。
我々の目の届かないところで、おびただしい数の官僚とその家族の税金を使った優遇措置が存在しているに違いない。
この際その全貌を誰かが明らかにしなければならない。
政権交代が起きればそれが明るみになることを期待する。
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